不可解な審査結果
3月議会の吉永議員による一般質問でプロポーザル方式の事業者選定についての採点表が資料として配布されました。
事業名は「定住促進・住まいのイキイキ情報提供事業」、予算額は平成22年度、約800万円。平成23年度は約2000万円。
2年間で約3000万円の税金が投入された事業です。
■正当な審査だったのか?■
その際の事業者選定の採点表ですが、審査員Dの配点に疑問を感じると思うのは吉永議員だけではありません。
結果だけ見ると異常な配点になっていると感じます。
表の一番下段がトータル得点ですが、審査員Aは8点差、Bは1点差、Cは7点差でイ事業者を選定していますが、 Dはなんと15点差を付けて逆のア事業者を選定、Eは2点差でア事業者を選定しています。
この結果、審査員Dの配点によりわずか1点差で逆転しア事業者に決定をされています。いらぬ詮索をしたくなるような結果です。
■市長の見解■
この結果について市長は「問題意識を持った」とし、更に今後については、「プロポーザル方式の改善を指示した。 近いところできちんとしたマニュアルを作らせます。」と答弁しています。
この答弁は重大な意味を持ちます。
「問題意識を持った」というのは、今回のプロポーザル方式の結果について問題があると感じたということでしょうか。
もしそうなら調査をすべきではないでしょうか。
約3000万円の税金が使われた事業です。
ちなみにプロポーザル方式は競争入札と違い企画を提案してもらい、一番優れた企画を出した事業者を選定するものです。
行政内では結構このプロポーザル方式で事業者選定を行っています。指定管理者の選定などもこの方式です。
■改善方法は?■
この方式のデメリットは審査員の恣意的な部分が入り込む可能性があることです。 あくまで可能性ですが審査員も人間であるがために考慮すべき部分です。
その可能性としての恣意的な部分をどの様にして排除するかが課題となります。
審査員の人数を増やせば、点数は平準化してくるでしょうし、最高得点と最低得点を排除してトータル点を計算するのも方法のひとつです。
いずれにしても議員だけでなく市長も問題視する審査方法については早急な改善が求められます。
■もう一つの問題点■
この「定住促進・住まいのイキイキ情報提供事業」は県補助金として事業が成立していますが、その補助金も23年度で終了しています。
補助金が終わったからと行って事業が消滅してしまうようではいけませんが、行政内では結構よくあることなのです。
この事業の目的は「UJIターンの促進」と「市民の住環境の向上」となっています。
これらの目的が達成されたのなら事業も終了すべきですが、巨額の税金を投入した効果はどこにあるのでしょうか。
議会は監視を続けていきます。
15位です。
クリックすると全国の市町村議員のブログが見られます。
高松さん。
メディアは沈黙してるけど、
連日、各地の「民主党」事務所前で、抗議の座込みが行われてるんですよ。
浦和では連続123日目、大阪では連続158日目、永田町本部前では167日間連続!(4月5日現在)
計15県で抗議は確認。ぼくのブログにも載っているからね。
ニコ生中継は「民主」検索で見つけられます。
応援して欲しいなー。はにゃ