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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

就学援助って何?

2007年1月30日 11:41 高松ひでき 記す

就学援助制度とは教育機会の均衡と経済的理由によって就学に困難な者に対する就学奨励を行い、義務教育の円滑な実施を図ることを目的に、就学に関わる費用の一部を援助する制度です。就学に関わる経費とは、給食費、教材費、修学旅行費などのことです。つまり、給食費を払うことが難しい家庭にはこういった就学援助制度や生活保護制度があります。山陽小野田市では小学生で816人中学生で342人認定を受け就学援助制度を利用しています。割合は小中学生全体の20.95%にあたります。5人に1人は援助を受けていることになります。

給食費の滞納

2007年1月29日 00:18 高松ひでき 記す

学校給食を実施している全国の国公私立小中学校で、2005年度の給食費未納額は約22億円に上ることが文部科学省の調査で分かり、未納の主な原因は、未納者がいる学校の60%は「保護者としての責任感や規範意識」と認識。「保護者の経済的な問題」との受け止めは33%だった。学校によっては1割を超す児童生徒が未納のケースもあり、材料費を削減したり、別の予算で補うなどしたりしている学校や校長が手出しをする学校もあるという。
12月議会でこの給食費滞納問題について質問をしたところ、次のような回答でした。
平成15年度
給食費滞納児童数:24人
滞納金額:41万6671円
平成16年度
給食費滞納児童数:22人
滞納金額:25万270円
平成17年度
給食費滞納児童数:18人
滞納金額:29万1750円

滞納者に対する対応
学校:①文書で督促
    ②保護者が来校した場合には納付のお願いをす      る
    ③電話や家庭訪問での納付指導
教育委員会:①就学援助制度の紹介

給食費は小学校で月に約4000円中学校で約5000円です。マスコミによると「義務教育だから払わない」とか「おいしくないから払わない」など理解しがたい理由が報道されているが、本市の状況は定かではありません。口座引き落としになってから滞納が増えたとも聞いています。本当に払うことが難しい家庭には、就学援助制度や生活保護制度があり、活用をすればいいのではないでしょうか?問題は払えるのに払わない親です。義務教育は給食費の無償化まではうたってありません。給食費は学校給食法に規定され、それに反すれば法律違反となり市は強制力を伴う処分をすることができます。いじめ問題などで子供に対して毅然とした態度で接する必要があると同時に公平性の面からも親にも毅然とした態度で接する必要があります。払っている保護者にとっては他人事ではなく、誰が穴の開いた給食費を払っているのかよく考えて見ましょう。

報奨金500万円也

2007年1月26日 13:17 高松ひでき 記す

20070126-工業団地1.JPG
20070126-工業団地2.JPG
小野田楠企業団地における情報提供報奨制度が新しくできました。これは小野田楠企業団地に立地を希望する企業の情報を提供してもらい、立地に至った場合に、情報提供者に対して報奨金を支払う制度です。気になる報奨金の額は分譲、リースとも上限500万円です。(ほとんどの区画で上限額)議会では、この工業団地の工場誘致のための特別委員会を立ち上げ誘致に向けて本格的に動き始めたところです。しかし、工業用水やアクセスなど制限も多く、進出企業にとっての環境も整っていない状況です。また、この報奨金制度も何をもって情報提供者と位置づけるのか明確ではありません。このまま運用すればトラブルを避けられません。もう一度この制度の中身を見直し企業団地の「塩漬け」状態を一刻も早く脱する必要があります。特別委員会と行政が二人三脚でいきましょう。

迷走する教育論議 ② アンケートについて

2007年1月22日 14:44 高松ひでき 記す

パソコンの不具合で長い間ブログの更新ができませんでした。申し訳ありません。
さて、前回はいじめ自殺の連鎖が起きる前つまり9月議会までの教育委員会の答弁をまとめましたが、今回は2ヶ月以上が経過した12月議会での教育委員会の考え方をまとめてみました。(斜字部分が教育委員会の回答)
①いじめの件数(11月末現在)
小学校 9件
中学校 10件

②不登校の人数
小学校 16人
中学校 43人

③いじめに対しての新たな取り組み
1.1月に全児童生徒・全保護者を対象に記名式のアンケート調査を実施
2.心の教育や人権教育の更なる充実を図る
3.規範意識の醸成につとめる
4.PTA、育友会との連携
5.第三者機関の設置

12月議会での私の質問のポイントは3つあり、まず1つ目は実態把握を教育委員会は早急にしなければならないという事です。これに対して③の1にあるように、記名式のアンケート調査を実施すると回答をし、実際すでにご家庭には配布され、学校でも子供たちはアンケートに答えていると思いますが、このアンケートの目的は実態把握であり、アンケートを実施したという事実を作ることが目的ではないはずです。つまり記名式では保護者の1部そしていじめられて誰にもいえない子供たちの大部分は正確にアンケートには答えないと思われます。記名で書く勇気がある子供たちは、今までの記名式のアンケートにすでに書いているでしょうし、直接先生や親に助けを求めていると思います。今救わなければいけない子供たちは、誰なのでしょうか?
④なぜ無記名アンケートを実施しないのか
1.記名アンケートも無記名アンケートも実施したことがあるが結果にあまり差がない
2.無記名にすると、様々な事を書く可能性がある
3.「無記名よりもその子供に記名で書いてもらうという、そういった教育、勇気であったりすると思うんですけど、そうゆうものも必要なんじゃないかと考えている」

記名、無記名でなぜ差がないのでしょうか、子供たちは記名でも無記名でも関係なくアンケートに記入するのでしょうか、もしそうなら山陽小野田市の子供たちについてそんなに心配することはないのかもしれません。しかし、そうではないはずです。無記名で書くときの環境はどうだったのでしょうか?差がないのは子供たちが敏感に何かを感じ取っているからです。また④の2ですが、子供たちが様々な事を書くことがいけないことでしょうか?友達や親そして先生の誹謗や中傷が書いているかもしれません、しかし書いていることこそが子供たちの心の叫びです。それを理解し解決することこそ教育ではないでしょうか。
3.については目的から逸脱しておりお話になりません。

集計が3月までには出るはずです、アンケートの結果を見て再度教育委員会に働きかけをするつもりです。子供のためにそしてこのまちの将来のために
いじめゼロのまち山陽小野田市を目指しましょう!!

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