迷走する教育論議 ② アンケートについて
パソコンの不具合で長い間ブログの更新ができませんでした。申し訳ありません。
さて、前回はいじめ自殺の連鎖が起きる前つまり9月議会までの教育委員会の答弁をまとめましたが、今回は2ヶ月以上が経過した12月議会での教育委員会の考え方をまとめてみました。(斜字部分が教育委員会の回答)
①いじめの件数(11月末現在)
小学校 9件
中学校 10件
②不登校の人数
小学校 16人
中学校 43人
③いじめに対しての新たな取り組み
1.1月に全児童生徒・全保護者を対象に記名式のアンケート調査を実施
2.心の教育や人権教育の更なる充実を図る
3.規範意識の醸成につとめる
4.PTA、育友会との連携
5.第三者機関の設置
12月議会での私の質問のポイントは3つあり、まず1つ目は実態把握を教育委員会は早急にしなければならないという事です。これに対して③の1にあるように、記名式のアンケート調査を実施すると回答をし、実際すでにご家庭には配布され、学校でも子供たちはアンケートに答えていると思いますが、このアンケートの目的は実態把握であり、アンケートを実施したという事実を作ることが目的ではないはずです。つまり記名式では保護者の1部そしていじめられて誰にもいえない子供たちの大部分は正確にアンケートには答えないと思われます。記名で書く勇気がある子供たちは、今までの記名式のアンケートにすでに書いているでしょうし、直接先生や親に助けを求めていると思います。今救わなければいけない子供たちは、誰なのでしょうか?
④なぜ無記名アンケートを実施しないのか
1.記名アンケートも無記名アンケートも実施したことがあるが結果にあまり差がない
2.無記名にすると、様々な事を書く可能性がある
3.「無記名よりもその子供に記名で書いてもらうという、そういった教育、勇気であったりすると思うんですけど、そうゆうものも必要なんじゃないかと考えている」
記名、無記名でなぜ差がないのでしょうか、子供たちは記名でも無記名でも関係なくアンケートに記入するのでしょうか、もしそうなら山陽小野田市の子供たちについてそんなに心配することはないのかもしれません。しかし、そうではないはずです。無記名で書くときの環境はどうだったのでしょうか?差がないのは子供たちが敏感に何かを感じ取っているからです。また④の2ですが、子供たちが様々な事を書くことがいけないことでしょうか?友達や親そして先生の誹謗や中傷が書いているかもしれません、しかし書いていることこそが子供たちの心の叫びです。それを理解し解決することこそ教育ではないでしょうか。
3.については目的から逸脱しておりお話になりません。
集計が3月までには出るはずです、アンケートの結果を見て再度教育委員会に働きかけをするつもりです。子供のためにそしてこのまちの将来のために
いじめゼロのまち山陽小野田市を目指しましょう!!
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