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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

給食費の滞納

2007年1月29日 00:18 高松ひでき 記す

学校給食を実施している全国の国公私立小中学校で、2005年度の給食費未納額は約22億円に上ることが文部科学省の調査で分かり、未納の主な原因は、未納者がいる学校の60%は「保護者としての責任感や規範意識」と認識。「保護者の経済的な問題」との受け止めは33%だった。学校によっては1割を超す児童生徒が未納のケースもあり、材料費を削減したり、別の予算で補うなどしたりしている学校や校長が手出しをする学校もあるという。
12月議会でこの給食費滞納問題について質問をしたところ、次のような回答でした。
平成15年度
給食費滞納児童数:24人
滞納金額:41万6671円
平成16年度
給食費滞納児童数:22人
滞納金額:25万270円
平成17年度
給食費滞納児童数:18人
滞納金額:29万1750円

滞納者に対する対応
学校:①文書で督促
    ②保護者が来校した場合には納付のお願いをす      る
    ③電話や家庭訪問での納付指導
教育委員会:①就学援助制度の紹介

給食費は小学校で月に約4000円中学校で約5000円です。マスコミによると「義務教育だから払わない」とか「おいしくないから払わない」など理解しがたい理由が報道されているが、本市の状況は定かではありません。口座引き落としになってから滞納が増えたとも聞いています。本当に払うことが難しい家庭には、就学援助制度や生活保護制度があり、活用をすればいいのではないでしょうか?問題は払えるのに払わない親です。義務教育は給食費の無償化まではうたってありません。給食費は学校給食法に規定され、それに反すれば法律違反となり市は強制力を伴う処分をすることができます。いじめ問題などで子供に対して毅然とした態度で接する必要があると同時に公平性の面からも親にも毅然とした態度で接する必要があります。払っている保護者にとっては他人事ではなく、誰が穴の開いた給食費を払っているのかよく考えて見ましょう。

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