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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

市政説明会~市民館にて~

2007年5月24日 14:15 高松ひでき 記す

昨日、5月23日に市民館でおこなわれた市政説明会に行ってきました。18時30分開始でしたが、5分くらい遅れで会場に入ると既にほぼ満席状態で65名程度の人数でした。内容は自治基本条例の説明と財政状況の説明そして、質疑応答の時間がありました。自治基本条例の説明の中で「首長の多選を禁止できる」とか「議員定数に関与できる」など政治的判断を必要とするものまでこの条例に盛り込むことが出来るなど自治基本条例の根幹とは少し外れた説明があり、市民の間に誤った情報が伝わる危険性を感じた。また、最後に「市民が決める行政になればいい」と締めくくったが、そうなれば、議員は必要ないし、職員だって必要とされないかもしれない。そもそも自治基本条例の意義は①住民自治の追求であり主権者である住民の参加の機会と手段を保証すること②作成過程においてまちの個性を創造していくこと③地方分権改革を推し進めること・・・だと言われてます。2000年12月に北海道ニセコ町で「ニセコ町まちづくり基本条例」が制定されましたが、このときは市民の盛り上がりで制定をされています。それ以来雨後の竹の子のように制定の動きが加速されています。一種のブームのような状況になってきているのではないでしょうか?必要なことはまず気運の盛り上がりと製作過程にあり、そして制定後はどのように運用していくかで価値が決まるはずです。拙速な制定は非常に危険で意味のあることではありません。また、この条例に謳われるべき事は「参画」と「協働」であり本当に市民がこの2つのことばの意味が理解できたときに新しいまちづくりがはじまるのです。市民の意識を高めること・・・それは職員の意識を高めることと比べると非常に難しいことです。三重県の総合計画の中に「公」という言葉が出てきます。現在「公」を軽視してきたツケがまわってきています。

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