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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

副市長解職についての市長コメント

2007年10月31日 12:43 高松ひでき 記す

10月29日の全員協議会で副市長解職についての市長コメントが発表されました。それによると、 2年前に篠原氏を迎え入れた理由は「県庁で30年間の長きにわたって県行政に従事された後、旧小郡町の助役を経験され、 県政と町政という豊富な行政経験をお持ちで、行政経験の全くない市長1年生の私を、 陰に日なたに誠意を持って支えてくれる逸材として大いに期待を寄せていたからであります。」とあり、「これまで、 私と篠原氏はそれぞれの立場で頑張ってきました。」しかし今は、「今までのように、 それぞれの立場で頑張っていたのでは対応しきれない状況であり職員が一丸となって総力戦でしかこの難局を乗り切ることができないと判断いたしました」 とあり、最後に「そこで、総力戦でこの難局を乗り切りたいと考え、篠原氏にその旨お話しした次第です」 とあります。つまりこのコメントから読み取れるところは、副市長は副市長の立場で頑張っていたのだけれども、 市長と副市長が一体となってこの難局を乗り切ることができないので解職をしたというところでしょうか?また、 誠意を持ってという言葉も気になります。

地方自治法第167条に、副市長は市長を補佐し、市長の命を受けて政策・企画をつかさどり、 その補助機関たる職員の担任する事務を監督することとあります。また、第2項に、市長の権限に属する事務のうち委任を受けたものについて、 執行するとあります。

つまり、副市長の仕事は市長に代わって業務の検討を行なったり、政策の企画立案を行なったりするほか、 市長の委任を受けた事案についての決定や処理を行なうことです。

また、地方制度調査会の答申によると副市長制度の目的は、市長の行政運営・政策立案体制(トップマネジメント)を強化・ 再構築するためとあります。副市長の解職は市長の権限で行えますが、市長コメントで解職に値する明確な理由が読み取れますか。 今回の解職や水道事業管理者の罷免そして職員の処分で市職員や市政が混乱しないことを望みます。

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