指定管理者制度のあり方
小野田斎場、山陽斎場の指定管理者を公募したが、応募者がいませんでした。 全員協議会での行革課の説明によると契約金額が安すぎたためだと言うことでした。
総務省によると、指定管理者制度導入の目的は 「多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、 住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減等を図ること」とあります。 行政改革の手法のひとつとしての指定管理者制度です。行政改革とは「国や地方公共団体の行政機関の組織や機能を改革すること。主に、 財政の悪化や社会の変化に対応して、組織の簡素合理化、事務の効率化、職員数や給与の適正化などの形で行われる。」とあります。 指定管理者制度の活用にあたっては経費削減だけに目がいきますが、経費削減は重要な要素ですが望むべき結果とも言えます。最重要視するのは、 住民ニーズに応え住民福祉を向上することではないでしょうか?来年早々、きららガラス未来館が指定管理に出されます。 制度の意義を再考していただきたいものです。
図書館などの祝日開館についての回答
12月議会で取り上げた図書館などの社会教育施設の祝日開館についての教育委員会の見解は次の通りです。
高松
図書館や歴史民族資料館、ガラス未来館などは、国民の祝日に関する法律に規定する休日が閉館となっている。 国民の祝日は年間で15日しかない。市民本意で考え、市民満足度を最優先と考えるならば、 祝日の開館は常識だと思うがどうか
教育委員会
国民の祝日の制定された意義や各施設の設置目的等を検討しながら、利用者の皆様の要望を踏まえ、勤務体制等々を考慮しながら、 平日の祝日開館を検討していきたい。
高松
利用者の要望は、今までなかったのか。
教育委員会
この開館の要望については、祝日にかかわらず、あるいは夜間等々、開館についての要望というのは多く聞いている。
高松
祝日開館になるよう図書館協議会に図って、早急に検討を実施してほしいがどうか。
教育委員会
早速そういった機関で協議をする手続を取りたい。
利用者の要望は以前からあったという回答である。それを放置していたのも問題である。 コストをかけず住民ニーズに応える方法はいくらでもあるはずです。住民に意見に耳を傾け積極的に考える事が必要ではないでしょうか? 教育委員会の回答の中の「各施設の設置目的を検討しながら」であるならば祝日の開館は当然であるという意味になります。 1日も早く実施してもらいたいものです。
骨抜き行革アクションプラン~行革は進むのか~
山陽小野田市だけではなく全国の多くの市町村の緊急命題は行財政改革であり計画的、具体的、体系的に示すものがアクションプラン (行動計画)です。担当課は以前からアクションプランこそ重要なもので目標数値を入れて早急に具現化しなければいけないと言っていました。 しかし、できあがったものは目標数値が一切なくとても計画といえるものではありません。 そこで一般質問で取り上げ執行部の考え方を聞きました。
高松:このたび待ち望んだ行革大綱及びアクションプランが完成しましたが、 目標数値が全く入っておりません。計画という名の計画ではないような気がして失望しておりますが、なぜ目標数値が入っていないのでしょうか、 お答えください。
市長公室:素案の作成に当たりましては、当初は効果額という欄を設け、 主に財政的な視点から目標となる数値を掲げていく予定にしておりましたが、全部で70ほどある改革項目の内容が多岐にわたっておりまして、 単に財政的な数値のみでは効果をあらわせないものや効果そのものが数字であらわせないものが多数存在すること、 及び取り組み内容の詳細がある程度決まらないと、具体的な目標数値が設定できないことなどから、 公表時における目標数値の設置はいたしませんでした。しかしながら、各項目への実際の取り組みに際しましては、 可能な限り目標の数値化に努めます。その目標数値は、財政的な効果額のみならず、項目によってさまざまな表記となり、 また数字であらわせない項目も予想されますが、いずれにいたしましても、事前に設定した目標に達するよう、 取り組み結果を検証してまいりたいというふうに考えております。
つまり、 数値目標がない理由は3点で①全部で70ほどある改革項目の内容が多岐にわたっている②単に財政的な数値のみでは効果をあらわせないものや効果そのものが数字であらわせないものが多数存在すること③取り組み内容の詳細がある程度決まらないと、 具体的な目標数値が設定できないこと
①については全く理由になっておらず②は数字で表せないものは数値目標とすることができないのは当然で、 数値に表せるものを数値にすべきである③は取り組み内容の詳細は既に決まってないといけないのではないでしょうか。
このようなお粗末なアクションプランでは行革が進むわけがありません。 そこで次のような提案をしました
高松:改定版(数値目標を入れた)を早く出していただいて、 市民にわかりやすい形で公表をしていただきたいと思います。
今後、行革の進み具合につきましては進言、苦言を呈していきます。
図書館は祝日開館されるのか
この度の一般質問で図書館、きららガラス未来館、歴史民俗資料館などの施設を祝日も開館するように提案をしました。 そのやりとりの概略は次の通りです。
教育委員会:教育委員会の所管の施設のうち、図書館、きららガラス未来館、 歴史民族資料館、青年の家が、現在祝日を休館日と規定している。
しかしながら、 きららガラス未来館、厚狭図書館においては、土日が祝日と重なった場合は、両日とも開館をいたしており、 特にガラス未来館では利用者の要望を 踏まえた中で、5月の連休中は開館をしている。その他の施設については、 日曜日が祝日と重なった場合は開館をしているが、他の祝日においては休館としている。
祝日法で言う祝日すべてを開館してはどうかという御質問であろうと思いますが、まず現在、 各施設の休館日が館により異なっておりますので、市民の皆様にわかりやすく利用していただくということで、 土日が祝日に当たるときには、これらの施設が開館できるよう、関係者と協議、検討をしてまいりたいと考えております。
その後、 第2段階として国民の祝日の制定された意義や各施設の設置目的等を検討しながら、利用者の皆様の要望を踏まえ、 勤務体制等々を考慮しながら、平日の祝日開館を検討してまいりたいと、このように考えております。
高松: 図書館協議会において祝日開館についての協議は今までなされたことはあるんでしょうか。
教育委員会: 図書館協議会で今までこの祝日開館をどうするかといったことが話されたということ、私ちょっと今聞いておりません。
高松:祝日をあけてくれという利用者の要望というのは、 今までございましたでしょうか。
教育委員会:開館の要望につきましては、 祝日にかかわらず、あるいは夜間等々、開館についての要望というのは多く聞いております。
高松:要望がある場合には、 図書館協議会に図るということを通常はされるということになるんでしょうか。
教育委員会:要望を図書館協議会で協議するということは、 これは大事なことと考えられますので、これは早速そういった機関で協議をしていただくという手続を取りたいと考えております。
以上が議会でのやりとりです。この件も行革のひとつです。 市民サービスの向上のために勤務態勢をやりくりして1日も早く祝日が開館となるように働きかけていきます。
きららガラス未来館が指定管理者に
先日の総務文教常任委員会できららガラス未来館が指定管理者に移行できる条例を全員賛成で可決しました。
すでに、竜王山オートキャンプ場において民間企業が指定管理者として運営していますが、 本会議での条例可決により2番目の民間企業参入施設となる可能性があります。 以前から懸念していたことは市や教育委員会のガラスについてのビジョンでした。単に「民間でできることは民間に」 の合い言葉で指定管理者に出していい施設とそうでない施設があります。しかし教育長の説明の中に「ガラスは山陽小野田市の文化と考える」 との発言があり、以前、現代ガラス展において市長が文化について「窯業から窯業(ガラス)へ」と言ったことに符合します。 市と教育委員会に文化についてのビジョンが明確でないときにきららガラス未来館を指定管理者に出すのは危険だと考えていましたが、 委員会での教育長の発言を聞き安心しました。当初、市長のコメントから推測すると随意契約の可能性も考えられましたが、 公募でおこなわれます。山陽小野田市にガラス文化を根付かせる企業または団体に決まってほしいものです。
12月議会一般質問
12月議会が12月7日から25日まで開催され、12月10日(月)の2番目に質問をします。内容は
①施設の祝日閉館について
ブログにも以前書きましたが図書館、歴史民俗資料館、ガラス未来館は祝日閉館となっています。 利用者の立場から考えると祝日は開館してもらいたいものです。何故、閉館なのかまた、開館の考えはないのか尋ねます。 行政改革の一環だと思うのですが。
②財政計画について
財政計画はまちづくりの基盤となるものです。財政危機を脱するためにもきちんとした財政計画でなければいけません。また、 総合計画や行政改革大綱との整合性があるか尋ねます。
③行革について
行政改革大綱・アクションプランが公表されましたが、市民にわかりやすいものではなく、目標数値の記載もありません。何故、 目標数値がないのか、どの様にして実現していくのか不安です。もっと市民にわかりやすい形での公表を求めます。
④情報公開について
現在、情報公開条例はありますが平成10年に作られたものであり、時代について行ってない感があります。 様々な問題提起をし改正の意思を問います。
以上4点の質問をしますので、是非、傍聴にいらしてください。時間は10日の11時10分からの予定です。
いじめ撲滅宣言
いじめの問題の解決は現場である学校や教職員、また教育委員会に任せきりにするのではなく、保護者も前向きに考える必要があると感じ、 昨年度終わりに山陽小野田市PTA連合会に対し問題解決に向けての動きをするように提案をし、新年度に「いじめ・問題行動対策部会」 が立ち上がりました。そしてこの度、部会にて「いじめ撲滅宣言」(案)を作成し、来年になりますが理事会での承認後に(案) がはずれ正式に公表がされます。
山陽小野田市PTA連合会 いじめ撲滅宣言 (案)
私たちは、いじめは絶対に許さないという強い意識を持ち、すべての子供たちが安全安心な学校生活を送り、 笑顔で卒業できるように
いじめ撲滅を宣言します
一, わたしたちは、いじめを絶対に許しません!!
一, わたしたちは、子どもたちにいじめをさせません!!
一, わたしたちは、かけがえのない宝である子どもたちを
守ります!!
今回の宣言文は保護者の立場から出すことに意義があり、保護者の思いが込められています。 今年度末からどんどん活用していきたいと思います。