骨抜き行革アクションプラン~行革は進むのか~
山陽小野田市だけではなく全国の多くの市町村の緊急命題は行財政改革であり計画的、具体的、体系的に示すものがアクションプラン (行動計画)です。担当課は以前からアクションプランこそ重要なもので目標数値を入れて早急に具現化しなければいけないと言っていました。 しかし、できあがったものは目標数値が一切なくとても計画といえるものではありません。 そこで一般質問で取り上げ執行部の考え方を聞きました。
高松:このたび待ち望んだ行革大綱及びアクションプランが完成しましたが、 目標数値が全く入っておりません。計画という名の計画ではないような気がして失望しておりますが、なぜ目標数値が入っていないのでしょうか、 お答えください。
市長公室:素案の作成に当たりましては、当初は効果額という欄を設け、 主に財政的な視点から目標となる数値を掲げていく予定にしておりましたが、全部で70ほどある改革項目の内容が多岐にわたっておりまして、 単に財政的な数値のみでは効果をあらわせないものや効果そのものが数字であらわせないものが多数存在すること、 及び取り組み内容の詳細がある程度決まらないと、具体的な目標数値が設定できないことなどから、 公表時における目標数値の設置はいたしませんでした。しかしながら、各項目への実際の取り組みに際しましては、 可能な限り目標の数値化に努めます。その目標数値は、財政的な効果額のみならず、項目によってさまざまな表記となり、 また数字であらわせない項目も予想されますが、いずれにいたしましても、事前に設定した目標に達するよう、 取り組み結果を検証してまいりたいというふうに考えております。
つまり、 数値目標がない理由は3点で①全部で70ほどある改革項目の内容が多岐にわたっている②単に財政的な数値のみでは効果をあらわせないものや効果そのものが数字であらわせないものが多数存在すること③取り組み内容の詳細がある程度決まらないと、 具体的な目標数値が設定できないこと
①については全く理由になっておらず②は数字で表せないものは数値目標とすることができないのは当然で、 数値に表せるものを数値にすべきである③は取り組み内容の詳細は既に決まってないといけないのではないでしょうか。
このようなお粗末なアクションプランでは行革が進むわけがありません。 そこで次のような提案をしました
高松:改定版(数値目標を入れた)を早く出していただいて、 市民にわかりやすい形で公表をしていただきたいと思います。
今後、行革の進み具合につきましては進言、苦言を呈していきます。