なぜ?なぜ?なぜ?
このカテゴリーは「議員のひとりごと}です。
世界には色々な七不思議がありますが、市政にも議会にも不思議なことがたくさんあります。市政の七不思議の中でも最近、 もっとも不思議に感じることは「何故、市長は副市長の人事案件を提出したのか」 です。世界の七不思議に比べると俗っぽい話ですがお許しください。
もう少しわかりやすくすると、少し長いですが「何故、 市長はこのタイミングで否決されるであろう総務部長を副市長にする人事案件をわざわざ提出したのか」です。
人事というものは、うわさが常に流れています。今回の件にしても昨年、篠原副市長を解職した時点から「総務部長が副市長に」 といううわさがまことしやかに流れていました。これは議員間だけではなく職員や市民だってそうです。 それと同時に議員の間では否定的な意見つまり容認できないといった話まで出ていたように思います。 議案は議会が議決するものですから容認できない議員が多数を占めればその議案は否決されてしまいます。 通常であれば否決されることを嫌うはずです。
人事案件はほかの議案と違い賛成多数ならよいというものではないと私は思います。 その前に副市長の人事案件を否決するのは異常な事態とも言えます。否決するのが悪いという意味ではありません。 市政のため市民のために副市長としてふさわしくないと考えれば当然、否決しなければいけません。何故ならば、 議員は議員本人のためではなく市民の幸福のために市民の代表として議場に存在するからです。
話はわき道にそれましたが、市長は聡明な方ですので否決の可能性を感じ取っていたはずです。 副市長は市長から見れば最重要ポストになります。否決の可能性が少しでもあればこの副市長の人事には最善の努力を尽くすはずです。しかし、 天命のみを待っていたように思います。まあ、根回し(よい意味で)が嫌いでドライでクールといえばそのとおりですけど。 市長にとって否決という言葉は重いはずです。重くなければいけません。
何故、否決の可能性を感じてまで人事案件を出したのかという点ですが、 ①否決されるとは全く思わなかった②市長本人に思いがなかった③他に候補者が見あたらなかった④推薦をされた 以上の4点ではないかと思います。 総合的に考えるとそれぞれの割合はわかりませんが②③④の複合的理由によるものではないでしょうか。 そうするとこのタイミングも理解できます。
私たちが望んでいるものは「わかりやすい市政」ではないでしょうか。議員がわからないものは市民がわかるわけがありません。 行政はすべてにおいて説明責任を果たすべきです。