ゲリラ豪雨
毎日のようにテレビで「ゲリラ豪雨」の映像が流れています。
色々調べてみるとゲリラ豪雨とは明確な定義はありませんが、 目安として直径10kmから数十kmの狭い範囲に時間雨量50ミリを超える場合などで予測が困難な集中豪雨を指すものです。 辞書によってはゲリラ豪雨=集中豪雨と記載されています。(慣れていないせいかゲリラ豪雨と聞くと集中豪雨より数倍すごいという印象ですが)
集中豪雨は毎年どこかの場所で災害をもたらしているものですが、今年は少し様子が違い東海、関東地方で多く発生しています。 その発生場所の特性からヒートアイランド現象が一因ではないかと考えられています。
一方、中国四国地方は極端に雨が少なく、四国の水瓶の早明浦ダムは貯水量が0%になっています。また、 今年は8月までの台風の上陸件数が0で、異常事態のような気がして「地球がおかしい」と思われる人もいらっしゃるかもしれません。しかし、 少雨傾向はあるサイクルで発生しており台風上陸件数も2002年つまり6年前が0でした。でも、抽象論からいうと「地球がおかしい」 もあながち間違えではないかもしれません。
また、この自然災害を環境問題と直結して報道するマスコミもありますが短絡的すぎる気がしてならないのは私だけでしょうか。
環境問題もそうですが、マスコミはゲリラなどの言葉を使ったり何回も同じ場面を放映したりして恐怖心をあおることが得意ですが、 わたしたち視聴者は司会者やコメンテイターの私見を鵜呑みにせず、調べたり考えたりすることも必要です。
地球は生きていますから今後も様々な天災をもたらす可能性は十分にあります。 幸いなことに山口県は自然災害の少ない県と言われていますが、これからどの様な災害に見舞われるかは予想できません。市も昨年、 ハザードマップを作成し全戸配布しましたが皆さん目を今一度通されて自分の住んでいる場所がどうなのか再認識することが重要です。
備えあれば憂いなし。