きららガラス未来館からの要望書
議会には毎回のように陳情・要望書が届きます。
今回、総務文教常任委員会が調査委員会となるきららガラス未来館からの要望書が受理されました。
内容は①「燃料費及びガラス原材料費の物価スライド制導入」と題して、原油価格の高騰でガラス製作の現場も昨年と比較して約2倍~2. 5倍のコスト負担増となっている。四半期ごとに価格を見直す仕組みの検討を是非お願いします。
②「ガラス文化推進関連事業費の確保」と題して、山陽小野田市は、 故竹内傳治先生のご遺族からの寄贈作品を中心に100点以上のガラス造形作品を所蔵されている。 市民の目に触れることなく眠っている作品も数多くあり、必ずしもガラス文化の啓発活動が効率的に機能していないのが現状である。 より良いガラス文化啓発活動推進のため、ガラス作品の定期的なローテーション及び搬送業務をきららガラス未来館に委託をしていただきたい。 また、その業務に係わる予算の計上をお願いしたい。
③「きららガラス未来館の外装メンテナンス」と題して、開館後5年が経過し、外壁のクラックが顕著になっております。 外観のイメージはもとより、クラックからの雨水浸透により構造体本体への影響も懸念されますので、早急な対応をお願いします。
クラックの様子は写真のとおりです。また、柱の鉄製部分には錆が見受けられます。
指定管理者と市との取り決めでは、年間60万円以内を指定管理者が行い、 1件に付き10万円を超えるものについては協議をするとあります。
また、①の原油価格の高騰による負担増については、市も指定管理者も想定外のことではないでしょうか。 まず、協議のテーブルに着くことから始めるべきです。
②の故竹内傳治先生の作品もできれば市民の目に触れさせるべきだと思います。
要望書・陳情書の取り扱いは議長が必要と認めない限り請願のように本会議で採択はされません。しかし、 全議員に配布をされ問題点を認識でき議論を深めることができます。
今回の委員会でも決算認定の時点で議論されることは間違いないでしょう。