近づく師走、近づく市長選
いよいよ12月になろうとしています。市役所南側にある10メートル以上もあるメタセコイアの木々も色付き、 例年のごとく街路樹は丸裸になりいっそう寒さを感じさせます。
12月議会も2日から始まり、私の一般質問は8日(月)の10時からに決定しました。
今回の質問は3点で
1.心の支援室について
2.物品の購入発注基準及び業者選定について
3.人とペットが共存共生できる社会について
の質問をします。本会議場の他にも各公民館でも傍聴ができますのでご覧になって下さい。
最近「市長選に対抗馬出現?」の噂が飛び交う中での12月議会となります。
市民が政治に参加できる重要な権利として保障されている参政権の一つである選挙権を行使するためには、 無投票であってはならないという考え方があります。 現市長は既に出馬表明をしていますのであと一人以上の立候補者が出れば選挙となり市民の審判を仰ぐことになります。 現市長から見ればこの4年間、市民の負託に応えることができたか判断する選挙となり、 対抗馬からすれば掲げる政策が市民の希望に答えるものかどうかが勝負の分かれ目になります。
小野田青年会議所も選挙が行われることになれば、日本青年会議所が推奨する「公開討論会」を実施する予定だと聞いています。
しかし噂を聞いてああだこうだと議論しても埒があかないので噂が真実ならば、 その時までじっと待ってその人物を時間をかけて各々が自分自身で評価しなければなりません。
何故ならここはわたしたちが暮らし働くまちだからです。
落書き消し
11月17日は小野田警察署の防犯ボランティアの統一活動日です。
今回は旦橋の下で落書き消しです。今年既に落書き消しをした場所ですが、新しい落書きがスプレーで書かれていました。
生活安全課の方と共にすべりやすい斜面での作業。滑ってしまうと寒空の中泳がなくてはなりません。 足を踏ん張って消します。
色は多少違いますがこんなにきれいになりました。今回の作業は僅か30分あまり。
時間が余ったので不法広告物の撤去をしています。のりをべったりつけてあるのでこれがまた剥がれにくい。 でも皆さん黙々と作業をします。
小野田防犯ボランティア協議会では毎月統一活動日を設定してこの様な落書き消しや遊具の点検、 放置自転車の撤去などを行っています。
緑色のベストを着て作業をしていますのでとても目立ちます。声をかけてください。
議会改革へのステップ
今日の議会運営委員会において議会基本条例の策定を視野に入れた議会改革についての研究会の立ち上げを決定しました。
北海道の栗山町議会が2006年に全国で初めて議会基本条例を全会一致で可決し同日施行してから2年あまり過ぎ、 この条例制定の動きは19の県市町に達し、100以上の議会が制定に向けて動き出しています。
栗山町議会基本条例の前文には次のようにあります。
「議会は多人数による合議制の機関として、また町長は独任制の機関として、それぞれの異なる特性をいかして、 町民の意思を町政に的確に反映させるために競い合い、協力し合いながら、栗山町としての最良の意思決定を導く共通の使命が課せられている。」
更に
「特に地方分権の時代を迎えて、自治体の自主的な決定と責任の範囲が拡大した今日、議会は、その持てる権能を十分に駆使して、 自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点、争点を広く町民に明らかにする責務を有している。自由闊達な討議をとおして、これら論点、 争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である。」
市民にとって議会は一番身近な存在であるはずがそうではない現実を直視しなければならないし、 市民の負託に応える事のできる議会にならなければならないはずです。
山陽小野田市議会でもほとんどの議員は温度差はあるにしろ議会改革の必要性については肯定的な立場をとっていると感じています。今後、 研究会で議員一丸となって調査、研究をしていき、近い将来、このまちのために価値ある大きな一歩を踏み出すことになるでしょう。
学校と保護者
11月15日、高千帆小学校でフラワーフェスティバルが行われました。
6年生の発表会風景。ジブリ作品の演奏です。
1年から6年まですばらしい演奏。先生に感謝。
育友会はうどんやあげたこやき、フランクフルトなどのバザーの他不要品販売などの友愛セールを行いました。
うどんなどは100人を超える列を作り大盛況。
父親部会はもちつきでおおはりきり!!
先生も餅つきに参加。子どもたちも見ているので疲れた顔は見せません。
学校で必要とされていることの一つは、というよりは学校で欠けているのは、 保護者との信頼関係ではないでしょうか。
その信頼関係を築く上でも必要になってくるのは教職員と保護者との接触の機会の様な気がします。
上の写真のように教職員が積極的に(強制はしません) 保護者と関わり合いを持つことによって自然と信頼関係が築けるはずです。 その様子は子どもたちが見ていて子どもたち自身も自然に感じるところがあるはずです。
父親部会はこの後、先生を交え打ち上げをしましたが、 普段話しをすることがない校長先生や教頭先生と膝を交えて話しをすることができ、お互い一歩ずつ歩み寄ったのではないでしょうか。
子どもたちのために学校をよくするには保護者も努力する必要があります。
コメントより
下のようなコメントが入っていました。
<<小中教員に負担感、「辞めたいと思った」6割 民間調査
教員の6割が「辞めたい」と思ったことがあり、若手の3人に1人は週20時間以上の残業を強いられている――。
教育問題の専門家らでつくる民間団体のアンケート調査で、こうした実態が明らかになった。
小学6年生と中学3年生全員を対象に実施している全国学力テストは「必要ない」と考える教員が7割を超えることも分かった。
調査は教育分野で提言活動を行っている「日本の教育を考える10人委員会」(委員長=佐和隆光立命館大教授)が8月、 インターネットで実施。公立小中学校の教員1200人から回答を得た。>>
最近、保護者から学校の(特に中学校)良い噂を聞きません。
先日、ある学校を訪問し校長と話しをしたとき、教職員の様子を次のように語りました。
「学校では色々なことが起こっている。先生方はそれらのことすべてに対応しなければならない。 そのために非常に疲れ切っているのは事実です。」
更に話を聞いてみると、最近の傾向は保護者への対応に多くの時間を費やさなければならないということらしい。
このことは、この学校に限ったことではなく多くの学校で生じている現象でもあります。
先生も1日は24時間しかありませんので、 本来の教育以外に費やす時間が多くなれば当然子どもと向き合う時間が少なくなるのは当たり前のことです。
子どもたちのいじめや不登校の減少や学力向上のためには、まず、子どもと向き合う時間を多くすることもひとつの重要な要素です。
また、保護者への対応についてはほとんどの場合多くの時間とエネルギーを費やしても解決には至りません。
何故なら、話し合う双方が当事者同士であり水掛け論に終始するからです。
まず、この状況を教育委員会は正しく理解すべきではないでしょうか。
「それは学校内部の問題だ。学校の問題は学校で解決を」などと言い放つのではなく、 学校から切り離し違う受け皿をつくり問題解決に向けて教職員以外がエネルギーを使ったらどうでしょうか。
そろそろ知恵を使いましょう。
まずは現場を知ることです。
老人ホーム文化祭
11月9日は小野田老人ホームの第38回文化祭。
マリア様の見守る中、盛大に開催されました。
毎年、家族で行っていますが今年も多くの来場者で賑わい、 サビエルの高校生やハッスルグループなどの多くのボランティアに支えられていました。
うどんや焼きそば、おでん、カレーなどのバザーも好評で早い時間に売り切れていました。
ホーム内では手作り品の販売も行われました。
小野田老人ホームの母体は「長崎純心聖母会」で、昭和45年に開設されました。 設立の由来としてリーフレットには次のように書かれています。
「当時、小野田市には老人福祉施設がなく、その設立が切望される状況であった。 カトリック北若山教会主任司祭マヌエル・ウラルデ師は、老人福祉施設の創設を小野田市に要請してその承認を受け、 教育事業と福祉事業に献身する事を目的として活動している長崎純心聖母会に施設の設立とその運営を委ねた」
小野田老人ホームは現在も50名の入所者が平安で喜びのある生活が送れるように支援を続けています。
早寝・早起き・朝ごはん
岡山県笠岡市で日本PTA中国ブロック研究大会が行われました。
参加者は2800名、参加料3000円で総予算1000万円を超える大きな大会です。
メーンイベントは「早寝・早起き・朝ごはん」をテーマとしたパネルディスカッションです。
内容は心豊かな勉強ができる子を育てるには「早寝・早起き・朝ごはん」を推奨します。 というものでさほど収穫はなかったように思われます。
この様な大会に教職員の参加がないのは何故でしょうか。 (少なくとも山陽小野田市の教職員はいませんでした。)
PTAとはParent-Teacher Associationで保護者と先生との教育団体のことであり保護者のみの組織ではないはずです。 余談ですが最近では地域(community)を加えPTACとする動きも出始めています。
保護者と先生の教育団体なのでPTA活動のあらゆる場面に先生の姿が見えてもおかしくないのだが現状はそうではない。学校は学校・家庭・ 地域の連携を謳っておきながら積極的に関わろうともしないのが今の現状でもあります。
これは、学校や先生のみが悪いわけではなく、 先生の負担や責任を軽減できない事を考えると文科省や教育委員会の現状認識の甘さにも問題があるでしょう。
「みどりのカーテン」の検証
11月号の高千帆小だよりのアンケート結果によると
1.「みどりのカーテン」で教室の中が涼しくなったと思いますかとの問いに関して、「思う」が73.2%「やや思う」が18.6%
2.「みどりのカーテン」がある学校が好きですかとの問いには、「思う」が62.9%「やや思う」が19.6%
となっており、子どもたちの感想として
*窓から入ってくる空気が気持ちよかった
*教室が涼しくなりました
*みどりのカーテンが直射日光を防いでくれたからお勉強がいっぱいできた
*植物の緑は心を落ち着かせてくれます
*私の家でもみどりのカーテンをやりました
お父さんたちの働きのことは感想としては「高千帆小だより」にはありませんでしたが、きっと心の中では感謝していると思います。
来年の課題は2階部分も覆い尽くすような育て方をすることだと校長先生も書いています。
「来年も是非続けて、身近にあるエコ活動を通して環境問題に目を向けると共に、 落ち着いた雰囲気の中で学習に取り組ませたいと思います」と結んでありました。
コメントより
興味深いコメントが入っていましたのでご紹介します。
>>高松議員さんのブログを拝見しました。
今回の明日への風かわら版についての匿名の記事を読んで
私もこの機会に、と投稿してみることにしました。
今回のかわら版の市役所職員数についての記事ですが、
1.各市の職員数について信憑性が無いこと。
2.職員一人当たりの人口が多いことが良いことであること。
3.加重平均値を持って山陽小野田市に当てはめようとすること。
4.光、下松両市が効率的な運営をしているとのこと。
5.ふるさとを考える会のスタンスについて。
以上の五点について、私の意見を言いたいと思います。
1.について
これは臨時職員や病院などの職員数が各市の数字に含まれていたりそうで無かったりしているようで、
基礎データの確認作業を怠っているのではないかということです。
東洋経済新報社のデータと記載はありますが、今回のような比較をするためのデータであったのかはなはだ疑問です。
それを勝手に流用したように感じますが、どうでしょうか。
(1について結論づけると先に進めないのでこの件については置いておきます。)
2.について
各職員の守備範囲が広いことになるとの指摘は、そのとおりだと思いますが、広いということはそれだけ行政サービスが低下する。
行政サービスが不十分であるとの見方もできます。
一方的な決め付けで山陽小野田市の批判材料とするのはおかしくないでしょうか。
何か私たち市民を誘導したいんでしょうか。
3.について
県内13市の加重平均を基に山陽小野田市の職員数を割り当てて714人でよいとのはなしは、平均が良い。と言っているんでしょうか。
今の時代、確かに無駄は無くさなければいけません。
しかし、単純に他市との比較だけで山陽小野田市の職員数を断言していいのでしょうか。
そういう風に誘導されているように感じてなりません。
4.について
光・下松が職員数に限らず、効率的な運営をされているのであれば、どこがどうなのか示していただきたい。
単に数字遊びをしているようにしか見えません。
行政の効率・非効率は民間と同じではなく非効率の効果というものもあるのではないでしょうか。
ここでも誘導されているように感じます。
5.について
ふるさとを考える会には、住みよいまちになることを願ってと有りますが、最近私は現職の擁護の為の会、
支えるための会であるかのように感じます。
約4年前からの活動をされていた皆さんは、まちの将来を考えていらっしゃったと思います。
私も微力ながら応援をさせていただきました。
でも今はまちの将来を考える会ではなく、政治的目的を達成するための、政治団体のように見えています。
まちの将来が一番で次に結果、現職支援なら理解できますが、
まちの将来=現職支援で結果、現職支持が一番になってないですか?
私だけでしょうか?
この会の果たしてきた役割はとても大きく、このまちの大きなかじ取り役を果たされましたが、今この状態でいいんでしょうか。
会の皆さんの中で一つ一つの政策について議論されているんでしょうか。
高松議員さんのブログがどれくらいの方が読まれているのか、また、ふるさとを考える会の方が読まれているのか分かりませんが、
市長さんは人間です。
失敗もすればミスもある。
裁判官とて人間なんです。
カリスマ的な支持を続ければ続けるほど、本当に悩み苦しまれるのは市長さん本人ではないですか?
皆さんのご意見を聞いてみたいと思っています。
長いコメントでしたが、端的に指摘をされているように思います。
市民ひとりひとりがまちのことを考え何が正しいのかを判断をしていくことも大事だと思います。