一般質問~市内業者の保護育成~
「物品の購入発注基準及び業者選定について」 と題して市内業者の保護育成の観点から2点目の質問をしました。
市内業者の保護・育成については6月議会でも取り上げましたが、その後、 ご存じのように急速に景気は落ち込み市内の中小零細企業の業績は下げ止まることを知らず未だに底が見えてこないのが現状です。 年を明けても数ヶ月は下降線をたどるといわれており、経済が上向く時期は不透明であり、不安感ばかりが募っています。
この様な状況下で公共の発注分について市内業者にとっての優位性を具体的に示すことは市内業者に活力を与える有効な手段でのはずです。 そこですべての物品の購入発注基準及び業者選定について市の方針を聞きました。
今回の質問の要点は、随意契約分で(入札分ではなく) ありこの部分については地方自治法をもととした財務規則に随意契約にできる金額の規定と見積を2社以上とることが望ましいとあり、 これが随意契約における最低条件となっています。
つまり、 見積もりをとり価格が安価であれば市内業者であろうと市外業者であろうとかまわないという解釈になります。
そこで、現在の市の方針はというと、「なるべく市内業者に発注する」という答弁だが、 現状は発注をする各課に任されており、多くの場面で市内業者が複数社存在するにもかかわらず準市内業者(支店や営業所などが市内にあるもの) や市外業者を混在させている事から考えても「方針」という言葉を使うにはおこがましいと思われます。
以前の執行部の論調は安ければ財政的見地から見ても市外業者であろうと県外業者であろうとかまわないというもので、 市内業者のアイデンティティーを失わせるかのような考え方とも言えます。
しかし、今回の一般質問により今後更に、 この問題については市内業者の保護育成の観点から協議を重ね方針を決定するという回答をもらっています。
今回の一般質問では方針の内容についてはふれていませんので行政自らがどの様な方針を出してくるのか期待をしています。