アメリカモデルの崩壊
厚狭法人会主催により「2009年の激流を元気に乗り切る方法」と題して経済アナリスト藤原直哉氏の講演がありました。
藤原氏は東京大学経済学部卒業後、経済企画庁経済研究所出向、現在は独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」 に関する独自の分析を行っている。
藤原氏によれば世界情勢から見てわかるように現在は「アメリカモデルの崩壊」に直面しており 「市場原理主義」の終焉を迎えている状況であって、21世紀型経営・経済モデルの構築をする時期にきていると説明する。また、 資本主義の最後の勝者は日本であるとも説明した。
このことについては「古い経済システムは終わり新しい経済システムの種がまかれている状態」 とも表現している。
つまり、 このまま待っていても数年前の景気に戻ると考えるのは幻想であって違う岸に向かって漕ぎ出さなくてはならない、と語る。
その時に必要なツールは「機動力」「品質」「提案力」であり、それらを備えていない「時代遅れのリーダー」 であれば新しい岸にたどり着くのは不可能であると言い切る。
また、歴史から学ぶと経済の上に政治があり経済が揺らぐと政治も揺らいでくる。 アメリカでも日本でも政治が揺らいでいる、アメリカは経済が揺らぎオバマ大統領を誕生させた。日本でも同様に政治が揺らいでいるが、 こんなときこそ「賢明なリーダー待望論」が噴出すると述べている。
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