副市長の公募
平成19年の10月に副市長を解任してから約1年半。その後、新副市長の人事案件を否決し副市長が不在のまま今に至っています。
地方紙によると職員から副市長を公募するらしい。
白井市政の過去4年間、説明不足のため、この「らしい」が数多く存在し、 ガラス張りの行政がいつのまにかすりガラスに変わっているのではないかと感じられたことを思い出します。
今回の副市長公募も議会への報告はもちろんのこと山陽小野田市のホームページにも広報さんようおのだにも何一つ載っていません。
本当に公募したのでしょうか?
したみたいです。噂ですけど。複数人は応募したらしい・・・・という噂も聞きます。
応募者に課せられたのは、常識的に考えると課題論文による第一次選考と個別面談の第二次選考ではないかと推測しています。
選挙直後の公募なのに何故、選挙公約に盛り込まなかったのかは分かりませんが、興味ある選考方法であるとは思います。
皆さんから良く聞かれるのは「助役は・・・?」というフレーズですが、地方自治法の改正により「都道府県に副知事を、 市町村に副市町村長を置く。ただし、条例で置かないことができる。」となり、本市は条例で副市長設置を決めており、助役は廃止となりました。
次に良く聞かれることは「助役と副市長は何が違うの・・・?」もっともな疑問です。
助役の職務は、「市長の補佐及び職員の事務の監督、市長の職務を代理する。」ものですが、副市長はこれらの職務プラス 「市長の命を受けて政策・企画をつかさどり、市長の権限に属する事務のうち委任を受けたものについて、 執行する」と規定されています。
つまり、市長の市政運営・政策立案体制(トップマネジメント)を強化・再構築するため権限を強化・ 明確化することを目的として副市長が置かれることとなります。
簡単に言うと、助役は「右腕」ですが副市長は「もう一つの頭」といったところでしょうか。
副市長の給料月額は59万2千円、退職手当は1420万8千円。この金額が高いと見るか安いと見るかは働き次第。
6月議会の初日には、この公募による副市長の人事案件が提案をされます。
果たして誰が議案書に顔写真が載ることになるのかちょっと楽しみです。職員の気概を見せてください。