6月補正~議会のインターネット中継~
本会議で予算が通れば議会のインターネット中継がやっと現実のものになります。
予算は180万円、議会の様子をご家庭でいつでも見られることとなります。
当面は一般質問のみの中継となるかもしれませんが、大きな一歩を踏み出したと思っています。
月面に第一歩を刻んだアームストロング船長が言ってました。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、 人類にとっては偉大な一歩である」と。
180万という金額からははかり知ることが出来ないくらい議会にとっては大きな飛躍になります。
現在のところ一般質問時の傍聴者の一日の平均人数は10人・・・いや5人といったところでしょうか。それも固定化しています。
本会議場の傍聴の他に各公民館などで視聴ができますが、それでも全有権者数の1%も満たないのではないでしょうか。
自分が投票をした議員が議場で何を発言をしているのかを知ることは有権者の権利でもあります。
議場で建設的な議論が交わせないなら、まちの建設なんかとうてい無理だし、その前にそんな議員は無用だということになるでしょう。
議会を傍聴したことがある方なら「えっ・・・・」とか「あら・・・」とか「なんじゃ」とか感じたことが一度ならずあると思います。
私も以前、傍聴者から「一般質問は執行部に対して質問するものではないのか。議員の演説を聴きに来たのではない」
「市政の深層に迫る質問をすべきなのに本当に一般的な質問をしている。そんなことは我々市民でも担当課に行って聞けば教えてくれる。」
「議員って本当に勉強しているの?」
「質が低いね」
「これじゃだめだね」
などの意見を聞きます。納得できる意見です。でも頑張っている議員も多いのも事実ですが・・・・・・。
でもこれらの意見は傍聴したからこそ言える意見でもあります。残りの99%以上の有権者はこの様なことを感じることもありません。
しかし今後は家庭や会社などのパソコンがネットにつながっていれば議会中継を見る・・・というよりは確認をすることが出来ます。
何を確認するのかというと、まず自分が投票した議員が何を議場で言っているのか。そして他の議員はどうなのかということです。
間接民主主義のシステムの中では、選出された議員が良い仕事をしないと良いまちなんか出来るはずもありません。
今、議会に求められているのは「信頼される議会」であると痛感しています。 そのためには信頼できない議員は自然淘汰されていかなければなりません。
インターネット中継が始まったら多くの市民が議員の発言や議会そのものを確認し次の投票行動の参考にしていただければよいと思っています。
オンデマンド配信だから夜でも見れますよ。