大盛況の産業観光
西部石油・中国電力新小野田発電所・長州産業に産業観光バスツアーで行ってきました。
今回の参加者は21名。市内9名市外12名でその内県外から1名の参加でした。案内役として市の職員2名とエスコーターの原田征登氏 (新宇部発電所OB)の総勢24名。満員状態のバスで出発。
まずは、西部石油に到着。
会社概要や石油業界の説明の後、バスにて工場見学。
時代のニーズに応えた生産体制をとりながらも脱硫装置など様々なプラントを増設し環境社会に対応していました。
次に向かったのは中国電力新小野田発電所。普段はいることが出来ない集中制御室。
上の写真は貯炭場です。石炭を燃やし蒸気で2基あるタービンを回し発電をしています。 石炭が足らないときは重油で発電することも出来ます。
巨大なタービンなのに意外と静かです。
またCO2削減のために写真にある木質のチップを混焼して発電をしていますが、その割合は3%が限度で現在は1% の混焼率だと説明がありました。
この写真は中電の屋上から竜王山を見たものですが、竜王山から市内を展望することはあっても竜王山を展望することはありません。 帰って子どもに自慢をすると既に社会見学でのぼったと言うことでした。
最後に長州産業に行きましたが写真撮影禁止のため写真はありません。また、企業秘密が多くポイントポイントでの工場見学です。 製造業といえども精密機器の製造なので工場内は雑然とした雰囲気はなく清潔そのものでした。靴カバーをしての見学です。
「長州産業が取り組む環境維新」 と題して講演が行われ太陽光発電やエコキュートによる低炭素社会づくりに邁進している企業として印象に残りました。
3社3様で石油、石炭、 太陽光と違いがありますが各社とも小野田のエネルギーの歴史を踏まえた上で新しいエネルギを模索をしているように感じました。
おそらく産業観光の中でもこの「格闘するエネルギー産業」は最も考えさせるツアーのひとつだと思います。
産業の発展には欠かせないエネルギーですが地球環境とどう向き合っていくのか、どう変化をしていかなければならないのか。 難しい命題です。