議会基本条例制定特別委員会報告3
第4回目となる議会基本条例制定特別委員会を2月19日午前10時より一般傍聴5名を許可して委員会室にて開催しました。
今回は議会基本条例の総論案について本格的に議論を進めるつもりでしたが、前回、議会運営委員会にゲタを預けた、 本委員会における①傍聴人への資料配付②傍聴人数について、の2点が「特別委員会の中で判断すべき」 とのことで再び議論することになりました。
結論から言うと①は委員にその都度諮った上で、問題がなければ(基本的に今後も何も問題はありませんが) 傍聴人に対して資料を貸与する事とし、同時にほとんどの資料についてはホームページに掲載、事務局にて閲覧可能としました。
②についてはほとんどの委員は人数増員OKとしながらも制限の部分(人数)で合理的な合意が見いだせず、 再び議会運営委員会に諮るという結論になりました。
この2点についてだけでも議会としては非常に画期的なことでありこれまではあり得なかったものです。
この結果が出るまでには様々な意見が出され相当な時間を使いましたが、 委員会を運営していくサイドとしては好環境の中での結論だと感じています。
何故ならば
委員みんなが同じ意見でみんなが諸手を挙げて賛成だと、ことは簡単ですが議論には発展しません。 すべての案件に対して様々な角度から光を当てて総合的に判断をする必要があります。 その為には光のあたらない部分に光を当てるような意見が大事になってきます。そうでなければ、 平面的な判断しかできなくなり立体を見ることは出来ません。
議会は多様な意見を持つものの集まりです。つまり簡単に全員賛成で推移していくことには違和感を感じることになります。 (もちろん委員会運営は楽ですが)
この特別委員会は今後この様な案件が星の数ほど出てきます。はっきり言って道遠しですが、 それを一つずつ議論を重ねクリアしていって初めて真の議会基本条例が完成されると思っています。
次回開催日は本会議の日程が出ていませんので今のところ未定ですが近々決定をしてこのブログや市のホームページでお知らせします。
救急車出動分析
急病人が出て救急車を呼んだがなかなかこない。待つ時間は大変長いものです。
そんな時、救急車がタクシー代わりに使われていたとしたら・・・・・・
救急車は小野田に2台、厚狭に1台、埴生に1台あります。
要請があると必ず救急車は現場に向かわなければなりません。 現場に着くと救急車が必要ないと判断されてもしかたないケースもあると聞きます。
そんな時に違う現場で本当に救急車が必要な場合、いつもより多くの時間待たなければいけません。
平成21年度の救急車の出動件数は2528件。
その内、傷病程度が軽症なものは841件。全体の33%で、3回出動に1回は救急車を必要としないものかもしれません。
軽症者の救急車使用が及ぼす影響は3つあります。
一つ目は重症者への対応の遅れです。
重症者の場合は数分の遅れが命取りになります。 軽症者の搬送のため救急車が出動しているときに重症者までの到着所要時間が長くなってしまい命取りになりかねません。
二つ目は出動にかかる経費の増大です。
救急車出動1件につきコストが4万円程度かかると言われています。(本市はコスト計算をしていませんが、 仮に4万円かかるとすれば軽症出動で年間3300万円になります)
三つ目は医師の過密労働につながります。
救急車をタクシー代わりにする事例が全国で報告されていますが、本市ではどの様な事例があるのか、また、 消防本部はどの様な対策を取っているのかを3月の一般質問で取り上げます。
パソコン教室の現状
1989年から2000年にかけて当時の文部省は鳴りもの入りでCAI(コンピューター学習支援教育)を打ち出しました。
それに呼応するように各自治体では競って全学校にパソコン教室を作りひとクラスの生徒分のコンピューターをそろえました。 当時は時代の最先端で子どもたちは目を輝かせていたのを思い出します。
今はどうなっているのか調べてみました。
上の写真は須恵小学校のパソコン教室です。
パソコン本体に赤い印がついてる機器は不具合があるもので正常に稼働するのは41台中25台、つまり16台は使用できないか、 使用中に不具合が生じるものです。
一人一台使用で導入されたものが今ではそれもかなわない状態になっています。
この写真は高千帆小学校のパソコンです。既に色がにしまっています。
39台中27台しか使用できません。
両学校とも、いやいや市内の全小中学校のパソコンは平成12年、13年に導入されておりOS(windows ME) は既にサポート対象外になっています。
また、これらのコンピューターは子どもたちの調べ学習などに使われていますが、 10年前の機器であり致命的なメモリー不足に陥りフリーズしてしまうことがよくあります。
更に深刻なことはコンピューターの部品供給は7年間のみということです。
つまり、これらのコンピューターは故障をすると天寿を全うされることになります。 年を追う毎に使うことが出来る台数は少なくなっていきます。
この様な状況に陥った原因はなんでしょうか?
ある自治体ではこれらの機器を本市のように買い取りではなくて5年リースで契約しています。 5年ごとに更新するためサポートが切れることも部品供給がストップされることもありません。 子どもたちはいつも最新の機器を使用することが出来ます。
今年度、学校の先生用のパソコンが一人一台全部で約370台買い取りで導入されます。(予算規模で4000万円超)
同じ事にならないようにどのような検討がなされているのでしょうか。また、 パソコン教室のこれらの機器をどの様にしていくのでしょうか。
また報告します。
ゴミ袋をリニューアル
市がゴミ袋試作品のモニターを募集しています。
人数は110人、応募期間は2月15日~2月19日までとなっています。
試作品は取っ手がついており生地の厚さを2種類用意しています。
もともと今回のゴミ袋の改良の検討につながったのは、市民からの「破けやすい」「持ち運びにくい」「結びにくい」「値段が高い」 などの声。
「持ち運びにくい」「結びにくい」については取っ手をつけることによって改善が出来そうですが、「破けやすい」 については高密度ポリエチレンの材質のままでは変わらないのかもしれません。また、価格のことについては今後どうなるのでしょうか?
また、一般質問などで提言をしたゴミ袋のデザインについては今回の試作品には反映をされていませんが、 担当課によるとモニター調査が終わった後に検討していくとのことです。
ゴミ袋のデザイン化の理由は「破けやすい」「裂けやすい」などの苦情があり、 それらの原因は素材を低密度ポリエチレンから高密度ポリエチレンに変更したためで、変更した理由は半透明にした事によるもの。何故、 半透明にしたのかというと中身を見えにくくするためです。
要するに中身を見えにくくするためと言うことが目的であって破けにくい低密度ポリエチレンで中身が見えにくくなれば良いとも言えます。
中身を見えにくくするには、透明部分の面積を少なくすればよいわけで、その為にデザインを印刷したら一石二鳥ではないでしょうか。