教育委員の任命
議会の仕事の一つに人事の同意案件があります。
もちろん、すべての人事についてではなく、教育委員や副市長、農業委員、人権擁護委員など特別なものについてのみのことです。
今回の議会では、教育委員の任命についての同意案件が上程されています。
議会の申し合わせ事項には、「人事案件は、委員会付託を省略し、原則として本会議初日に上程し、提案理由の説明後、休憩し、 全協で質疑を行い、再開後、採決する。」とあり、今回も初日に上程され全員協議会が開かれましたが、任命されるべき本人が、 所用のため欠席であり、その代わり「山陽小野田市教育委員再任にあたっての抱負」と題したペーパーが用意をされていました。
これに対して、複数の議員から本人欠席についての不満が出され、市長了解の元、最終日(21日)に再び全員協議会にて、 本人出席で質疑を行うことになりました。
議会基本条例をつくっている私から見れば、本人の議会に対する礼儀、態度も大いに問題ですが、この申し合わせ事項も問題有りです。
議会は市民に代わり、この様な人事案件に同意、不同意の態度を表明しますが、 顔も見えない相手に態度表明すること自体軽薄そのものでしょう。
今回の措置により今後の人事案件すべて本人出席の元、行われるようになると思われます。