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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

議論にならない議会

2010年8月 3日 10:09 高松ひでき 記す

災害に関わる特別委員会の設置は、議会運営委員会の中で3つの常任委員会より3名ずつ合計9名、 及び会派間の人数のバランスを配慮すべきと決定をしたが、委員選任にあたり、 「公平性の面から議会基本条例制定特別委員会の委員は出るべきでない」とか「山陽選出の議員を中心に組織すべき」 とか議会運営委員会で決定した選出要件外の新しい要件を言い出す始末。議会のシステムが全く理解されてないようだ。 議会運営のルールを各常任委員会で決めるのなら議会運営委員会などは必要が無くなる。また、 議会運営委員会の決定事項は遵守しなければ議会の品格が失われることになる。

 

緊急時の特別委員会に公平性を求めるとは理解しがたい。何を言っているの、という感じ。そもそも、 議会の公平性とは何なのか分からない。私は委員長に「積極的に特別委員会に出たいものに手を挙げさせるべき」と進言。

 

議会運営委員会の中では、「議会基本条例制定特別委員会に所属している議員は、 災害の特別委員会にも所属をすると激務になる可能性がある」という意見があったと聞く。(決定を促すものではなく、意見です)

まさにその通りで、意見というレベルでは納得ができます。 しかし議員は選挙に立候補したときから議員としての覚悟はできているはずです。これが議員の仕事ですから。

 

今回の議会運営委員会では、決算特別委員会についても議題にあがっていたようですが、 設置についての具体的な話しにはならなかったようです。

もともと決算特別委員会の設置は議会運営委員会の懸案事項であり、 全員協議会などでも既に合意を取り付けているものと認識をしていましたが、なぜだか「必要ない」と考える委員が複数いたようで、 今回は結論を持ち越したようです。

 

一般会計の決算は現在、3つの常任委員会で分割して審査をしています。(便宜上)

しかし、決算の議案というものは一つのものであって、議員全員が決算審査に関わりたいと言うことで分割付託をして審査をしています。

この1つの議案を分割しての審査状況は、違法状態であり適法状態に戻すには特別委員会の設置しかありません。

 

それを理解した上での「必要ない」ではないような気がします。今までこれでやってきたからこのままで良いというなら「改革派」 が泣きますし、明確な理由ではありませんので議論になりません。

議会では建設的な議論をしましょう。不幸になるのは市民です。

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