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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

ゴミ袋が変わる!!

2010年10月16日 12:29 高松ひでき 記す

ゴミ袋の改善を一般質問で取り上げたのが昨年の9月議会。

当時の本会議でのやりとりを思い返すと

取っ手をつけることに対しては

担当部長「取り手つきにするためには、ごみ袋を作製する際、取っ手部分も含めた大きさの長方形の袋を作製し、 次に取っ手部分をカットするという方法で作製されますが、除いた部分が無駄になるということや、 加工に手間がかかるということで製造単価が高くなることが予想されます。」との答弁。


高松「取っ手をつけると単価が高くなることは間違いないでしょうか。」


担当次長「そういう加工の手間がふえれば製造単価は高くなるということが予測されると思います。」


高松「予測されるというのはどういう意味でしょうか。それは検証されての話ですか。それとも机上で考えて、 材料が多くなるから高くなるだろうということですか。」

担当次長「一般的に考えれば、 やはり加工の手間がかかればそれだけ加工賃がふえるというふうに考えております。」

高松「全くようわからんのですが、山口市に行って調べております。結果は簡単に言うと、 「取っ手をつけてもつけんでも基本的には変わりませんよ」ということなんです。私が言いたいのは、 行政はそれを調べたのか調べてないかというとこなんです。業者の言い分だけ聞いたのか、それとも調べたのかと、 そこをきちんとお答えしていただきたいと思います。」

市長「ごみ袋の問題については、内輪のことでちょっと恥ずかしいのですが、ちょっと動きが消極的だという感じがします。 もう1回見直しに向けて指示を出します。次回の議会はいつになりましょうか、12月でしょうか、 その前にはもう少し具体的なきちんとした答えができるように準備します。」

 

また、価格のことに対しては、自主流通という流通方式に問題があると思い次のような質問をしました。

高松「なぜ自主流通にされたのか、なぜ一般競争入札にされなかったのかというところを説明いただけますか。」


担当次長「自主流通を採用した第一の点は、自主流通にすることで職員の手間と経費が節約できるということでございます。」

高松「山口市は1枚10円なんですよ。つまり20枚入っても200円なんです。私も以前環境課にお話しを聞きに行ったときに、「いや、 山口市さんは入札でやっていますが、これは販売店に持っていったりという手間を職員がやってるはずです。 プラス繰出金としてこのごみ行政のほうにお金を出している。そうでなければこの価格は実現できるはずがありません」 というふうに言われました。
 僕も正直なので、「ああ、そうですか」 というふうなことで帰ったんですが、いざ山口市に行ってみると話は全然違いました。それでその話の内容というのが、 1枚10円の内訳は、袋代が7円25銭、7円25銭です。配送料は0.4円です。この袋代は入札で袋製造業者を決定してます。 配送料0.4円、これも入札によって決定してます。販売手数料1.6円、これも入札によって業者を決定してます。 つまり合計9円25銭なんです。10円で売れる、10円で販売しておる大のごみ袋が9円25銭、おまけに取っ手つきです、これは。 そして残りの0.75円、75銭がどうなるかというと、市の収入なんです。つまり10円で入札を、 10円で流通をさせてもまだ0.75円市に入る。 先ほど説明をされた手間と経費がかかる。 どこに手間と経費がかかるのか具体的に説明できますか。」


担当次長「具体的に袋の単価にどれだけかかってくるかということはちょっと今この場ではちょっとはっきりと説明できませんけれども、 山口市の例でも聞いてみますと、今10円で実際は9円幾らかかるということでございましたけれども、この部分も今製造単価、 原料単価の高騰とかいろんな部分でごみ処理手数料が市の歳入として入ってこないというような状況も今出てきつつあるということも聞いております。 私どもも今ごみ処理手数料としては、大の袋は5円徴収しておりますけれども、入札して1社にして自主流通でないという形にいたしますと、 やはりその中で毎日ごみ袋の注文をしたり配送したりとかいう手間とかごみ処理手数料の徴収の手間とか、小売店からのですね。 そういったいろんな事務的経費がかさんでそういうごみ処理手数料として入る財政的メリットが非常に少なくなるのじゃないかというふうに考えております。 」


高松「説得力のない御回答ですが、私が言いよることがよう理解できんみたいなんですが、山口市の例というのは私も先ほど説明したとおり、 つまり「安くできるんやないか」ということを言いよんです。 安くできない理由は一つは自主流通にあるのではないのかっていうことを言ってるわけです。自主流通、今4社ございますよね、 4社とも市内の業者でしょうか。」


担当次長「1社は市外の業者がございます。」


高松「要は今の自主流通というやり方そのものが価格を押し上げておるのではないのか。宇部も自主流通ですよね。一番最初に 「なぜ自主流通ですか」と聞きに行ったときの御回答は、もう1年以上前ですが、「宇部市が自主流通を行っておるからです」 という御回答だったと思います。その宇部市は、今山口市と大体同じ約11円、12円、1枚でやっております。 それはなぜかというと業者間に競争が生じて高い業者は駆逐をされていったと、競争原理に基づいてそういうことになりましたと。 なぜ自主流通で業者を、私が言うのもあれなんで、業者をそこまで保護をするのかと。業者を保護するだけだったらえのですが、 これって市民が全部お金を払いよんですよ。なぜ、恐らく、そんな10円とか20円とかの差やないかと、年間何百円やないかと、 そういう問題じゃないんです。だからそこをきちんと考えられているのか考えられてないのか。 これは一般的に言うと行政の怠慢としか映らないんです。 そうじゃないっておっしゃるのであればきちんとした説明をいただかないと市民の皆さんも当然僕たちも納得できないし市民の皆さんも納得できないというふうに思っております。 その辺は率直にいかがですか。」


担当次長 「自主流通にいたしました理由というのは先ほど申しましたように既に山陽地区あるいは小野田地区におきましてもそれなりの市場に形成された袋の販路を1社に絞ることによってそれを締め出すという形になるということがどうかなということでございます。 宇部市につきましては今ほぼ1社に淘汰されたということでございますけれども、 複数自主流通でやっておられましたけどやっぱ単価的に安いところが残ったというふうに認識をいたしております。山陽小野田市においては、 ほぼ、今先ほど言いましたけれども4社業者がございますけれども、 現在のところはそういう民業圧迫というところまでには行ってないというふうに思っております。」


高松「山陽小野田は(宇部と比べると20枚で)126円も高いですよね。市民の方から「高いね」とか、「ちょっと今回使いにくいよね」 っていうようなことを聞きます。執行部の方も恐らく聞かれていると思います。 これはだれがどう見ても改善をする必要があるべき問題であるというようなことというふうに思っております。
 先ほども市長も 「ごみの問題については12月ぐらいまでにいろいろ検討を重ねていく」ということでございましたが、 ぜひ自主流通という形が本当にこの市にとってふさわしいものなのかどうなのかっていうことをいま一度検討されて、 ふさわしいという結論が出たのであればその理由を明確に示していただきたい。 それは市民に対して示していただきたいというふうに思います。ごみというのは毎日出る物でございます。ぜひ検討していただきたい。」


担当次長「ごもっともな御指摘だと思いますので、そのように心がけて取り組んでまいりたいと思っております」

と、このような首をかしげざるを得ないような答弁を繰り返していましたが、あれから約1年、やっと一定の結論が出ました。

 

袋の材質はそのままですが、形状はマチ付きで取っ手付き。

小売店には既に在庫調整のお願い文書が配布され、来年の一月には新しいゴミ袋が店頭に並ぶこととなりました。

 

市長は「県下で一番のゴミ袋を目指す」と意気込みを語りましたが、私からすれば、 やっと普通のゴミ袋になったなという感じで県下で一番のゴミ袋とはほど遠い気がします。

しかしこれで終わったわけではありません。

価格のことなどに関しては、今後も調査をしてみなさんが納得できるものにしたいと思っています。

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コメント(1)

金尾 :

たかがゴミ袋 されどゴミ袋
こんなところに職員の怠慢が見つかるとは
きっと まだまだ是正すべきところはたくさんあると思います
これからのご活躍に期待しております

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