新病院建設について~概論~
年が明けて初めて議員と市長が顔を合わすのが1月4日の新年互例会。
1月1日号の「広報さんようおのだ」の内容しだいでは、議員間では新病院建設の議論に拍車がかかりそうです。
山陽小野田市民病院の最高責任者は2006年7月に任命された前山口大副学長で元同医学部付属病院長だった河合伸也病院事業管理者です。
誰の目から見てもその河合管理者が特命を帯びて任命をされたように映ります。
その特命とは、地域医療の中の一つの中心的ファクターである自治体病院の再構築、 つまり具体的には山陽中央病院と小野田市立病院の統合、そして新病院の建設だと思っています。
つまり、医療従事者として(政治家としてではなく)新病院建設は使命と考えているように思えます。
河合管理者をはじめとする病院局は、失われて行くであろう住民の安全安心の確保を前面に押し出し新病院建設を主張しています。
一方、議員サイドは、新病院建設推進議員連盟を結成し病院局の主張を是とし新病院建設を良しとするものと、 財政面と医師確保の難しさから警鐘を鳴らすもの、の大きく2つの勢力があります。
新病院建設には、約56億円の費用を要すると言われています。
財政的な問題と地域医療のバランスを考えながら結論を出していく必要がありますが、 そのためには議員たるもの正しい精度の高い情報をもとに正確な判断をしていく必要があります。(多くの会派で勉強会を実施しています)
病院を建設することによって本当に医師確保はできるのか、今後の病院の収支予測はどうなのか、病院建設により市の財政はどうなるのか、 病院を建設しないことによってどの様な状況になるのか、など疑問点はたくさんあると思いますが、 このブログで一つずつ検証をしていきたいと思っています。
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