
学校は蒸し風呂?
被災地では扇風機不足で仮設住宅は蒸し風呂状態だと報道されています。
先日中学生の娘が、学校の宿題らしきものを持って帰りました。
表題は、「エアコンはぜいたく品?」
内容は、「生活保護家庭のおばあちゃんがエアコンを付けていたのだが、市からぜいたく品と認定され取り外したところ、 熱中症になり入院しました。その後、市はエアコンの設置を認めました。さてこの事についてあなたはどう思いますか。」といった内容です。
これは社会科のグループ討議用の宿題でした。
つまり憲法の保障する「最低限の文化的な生活」とは、どの様なものだろうか、ということでしょう。
彼女は「エアコンはぜいたく品ではない」と言い切ります。 よって最低限の文化的な生活をするためにはエアコンは必要であると言いたいのでしょう。
もちろんこの様な発想は、10年前にはなかったかもしれませんが、 今ではほとんどの家庭はもちろんのこと車にもエアコンは付いています。子供にとっては、 カラーテレビや冷蔵庫のようにあって当たり前のものになっているのです。
そこで少しからかってみました。
「なるほど、生存権、いわゆる最低限の文化的な生活をするにはエアコンは必要ということやね。 そしたらあんたの学校にはエアコンが付いてないけど、あんたらは最低限の文化的な生活を送っていないと言うことになるね」
彼女は言います。「それは、市にお金がないから付けられんだけ」
事情がよく分かってらっしゃる寂しい一言です。
小中学校へのエアコン設置は一般質問でも取り上げ、今年度から全学校で室温調査が始まっています。
ある学校では既に40度近くまで室温が上がっている日もあると聞きます。被災地での蒸し風呂状態と変わりはありません。
我慢するのも教育であるとのたまう方々もいらっしゃるようですが、 我慢大会の実践の場ではなく教育の場だと言うことを考えると本末転倒です。
自分たちの子供が通う教育の場がこの様な環境であることは保護者でさえも理解されていない人が多くいます。
参観日を真夏の一番暑いときに設定されると実体験できて良いかもしれません。
子供がいう「それは、市にお金がないから付けられんだけ」というのは事実でしょう。
しかし我々大人は、「教育環境の整備のためにエアコンが必要ならどうしたら付けることができるのか」を考えることが必要です。
エアコン設置済みの高等学校を見習いましょう。
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