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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

失敗こそ成功の糧

2011年7月21日 16:18 高松ひでき 記す

本日の全員協議会で広報広聴委員会の今後の方針が確認されました。

まず「議会だより」については、「議員の立場ではなく市民(読者)の立場で編集を行い、読みやすく、 わかりやすいように手を加える。」と委員長が説明をしたところ「手を加える」事に議員一名が猛反発。しかし最終的には、 委員長の「当然のことだが趣旨は変えることはしない、読みやすくわかりやすいようにするだけ」との説明により、 消化不良気味に納得されたみたいです。

また、「議会報告会」については、8月8日須恵公民館、8月9日高千帆福祉会館、 8月10日保健センターでいずれも19時から行いたいとの報告がありました。

この説明の際に委員長の「失敗するかもしれないが、とりあえずやってみよう」との発言に対しても議員から「拙速すぎる、 議会基本条例の制定を待ってからでも遅くはないのでは」「失敗するかもしれないでは困る、失敗しないように万全を期してから行うべき」 「ルールも何も示されていないのではできない」などの趣旨の発言が怒濤のようにありました。

この議会報告会の開催は、既に開催要綱の中に謳われており、 その開催要綱は全員協議会の中で全員了承していますので今回どの様な異論が噴出しようとも開催そのものが水泡に帰すことはあり得ないので私は敢えて発言をしませんでしたが、 今回の議会報告会は必ず失敗します。というよりも今後将来にわたって成功などないんです。でもそれでよいと思っています。 「失敗こそ成功の糧」というように失敗を重ねてひとつずつ改善していくことが大事だと常に考えます。

地方議会の改革(改善)は、理論ではなく実践の時期に来ています。市民も分権が進む社会も待ってくれません、 できることから実践に移していくことこそ新しい議会を確立する上での第一歩なのです。

確かにこの「議会報告会」の開催には多くのリスクがつきまといます。 もしかしたらそのリスクは政治生命さえも危うくすることかもしれません。そのことは「積極的に情報発信をする議員の会」 の議員は既に体験しています。このリスク回避のための策を講じる時間もないし、そもそもリスクの回避なんてできるわけもないのです。

今後、市民の前に出て行くことにより議会は更なる批判を正面から浴びることになるのは間違いありません。

人生を賭け、高い志を持って立候補をした議員で誇りを持って活動をしているならそれらをしっかり受けとめる覚悟はあるはずです。

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