偏差値エリートより真のエリート育成へ
公務員批判が全国で繰り広げられようとも大卒者の公務員志向はいまだ強い。
最近は公務員専門学校を経て試験に臨む若者が多いと聞きます。また普通の大学生は彼らには太刀打ちできないとも聞きます。
いわば偏差値エリートが跋扈しやすい昨今でもあります。
本市においては今年度より行政上級職の選抜方法を変更したらしいです。
市のホームページに2次試験の合格者が発表されていますが、その数は11名。
更に3次試験を行い合格者を決定すると説明がありました。
以前なら1次試験に合格すればかなりの確率で採用されていたものが今年からそういう訳にはいかなくなったということです。
2次試験と3次試験は面接が行われると言うことなので、テストの点だけでは採用が難しくなるのです。
おそらくその背景には、受験者の多くが偏差値エリートで高い点数を取り選抜しにくくなった事もあるのかもしれません。
公務員はいくら市民から批判をされようと直接まちづくりに携わる要職であることは間違いありません。
入るのは狭き門だが入ってしまえば・・・・・・と言うようなことでは大学入試と一緒になってしまいます。
余談ですが、数年前の本会議で新規職員がおそらく研修で議会傍聴に来ていました。
その中の1、2名が寝ていたような雰囲気でした。(目を閉じていただけかもしれません)
その緊張感のなさに愕然としたものです。
今回の採用方法は公務員試験のあり方に一石を投じたものと言えます。
これからの公務員に求められるものは、単にテストの点数で評価されるだけのものではなくてその「人間性」であったり「情熱」 であったり「思い」であったりと客観的な評価ができにくいものになっていくべきです。
もちろんその評価は真のエリートとも言える人間がしなければなりませんが、 それが適正に行えるかどうかが大きな問題として残るのかもしれません。
平成24年度採用の上級職の働きぶりに期待しましょう。
20位です。