こんなことがあるのか
来年春に完成予定の厚陽小中連携校の建設現場です。
既に改修工事を終了している特別教室棟とこの新築の校舎の一部に市内産ヒノキ(市有林)木材を使用し、 子どもたちに木の温もりの中で学校生活を送らせたいと言うことで以前、議会にも説明がありました。 それは誠に結構なことと諸手を挙げて賛同したものです。
ところが9月議会の補正予算で約4500万円の増額が提案され、 その中の約3500万円が市有林の利用率の低下に伴うものとの説明がありました。
つまり校舎に市有林を使用するために伐採加工したが、 最初の見込みより使用できる部分が少なくて追加で木材を購入しなければならなかったというものです。
通常一本あたりの利用率は、60%~70%だが、利用率を少なめな57%と想定をしていたが実際には30% しか使用できず木材が足らなくなったので、追加して市外産の木材を追加発注したいというものでした。
実は使用した木材も今年の3月に伐採したため、乾燥が行き届かず下の写真のように完成品としては支障が出ています。
黒い塗装が施してありますが、木材がひわっているため黄色く見えるものです。
この引き戸は、全体がひわっているため下のレールにはまらず開閉ができません。
すべてに関してずさんとしか言いようのない現状です。
この学校の子どもたちや保護者、先生はどう思っているのでしょうか。また誰がミスをして誰の責任なんでしょうか。
委員会は苦渋の決断で議案を可決したようですが、本会議での委員長報告では市有林仕様の計画から経過、 責任の所在など詳細を述べてもらう必要があります。なんたっていらんお金を3500万円も使うのですから。まあ常識外の出来事です。
15位です。