委員会
この度、所属委員会の改選があり私は第一希望の総務文教常任委員会に決まりました。
委員会の配属については事前に希望をとり、その際は第2希望まで記入した届けを議長宛に提出をします。 もちろん会派の中でバランスを考えて調整後に提出をします。
その後に議長の権限において人数などの調整をして所属を決定されます。
総務文教常任委員会は8名のところ9名の希望者があったらしく、紆余曲折の後、議長において確定をされたと聞いています。
こういう場合に誰を移動させるのかが大変難しいものです。
会派別に見てみると
伊藤武(市民クラブ)(4名構成、議長輩出会派)
伊藤実、高松秀樹(進化)(6名構成)
河崎平男、中村博行(改進)(5名構成)
平原廉清(刷新)(3名構成)
中島好人(共産)(3名構成)
河野朋子(無会派)
この8名で決定されたのですが、希望をとった段階では、この他に無会派である公明党の吉永議員をいれて9名だったと言われています。
さて議長とすれば誰に移動を促すかと言えば、現在は常任委員会が3つありますので会派3名につき、 それぞれ1名ずつがそれぞれの委員会に入るのが順当ですので、その枠からはみ出るものは「改進」と無会派議員となるのは当然のことです。
ここまでが一般的な見方ですが、ここから先、つまり「改進」を動かすのか、無会派を動かすのかは議長の裁量となります。
推測ですが、今回は吉永議員が副議長と言うことで移動を承諾したのではないでしょうか。
なにはともあれ尾山議長の船出にはふさわしくない騒動だったように感じます。
25位です。
正副議長選挙の一日
今回の議長選挙だけは腹立たしく感じました。
尾山議員 12票
大空議員 8票
中島議員 3票
新聞報道だけ見ると尾山議員と同じ会派の大空前議長が選挙で負けたと勘違いしてしまいそうな今回の議長選挙です。
この日は9時より全員協議会が開催され、まず大空議長が辞任予定の表明をされた後、 2名の立候補者がいることから本会議場で投票をすることを全員で確認。
2名の立候補者とは、大空議長と同じ会派である市民クラブの尾山議員と共産党会派の中島議員、 つまり重要なことはそこには大空前議長の立候補表明はなかったのです。
そして尾山議員と中島議員の2名のみが所信表明を行い全員協議会が終了しました。
10時より本会議が開催され議長選挙が行われましたが、結果は前述したとおりで立候補もしていない、 つまり意志のない大空議員に8票も入ってしまいました。
何が目的で8名がこの様な票を入れたのか理解ができません。
市民クラブは尾山議員を擁立した事から考えると、例え大空議員が選出されても辞退をしたと思われます。 そのくらい誰でも分かることです。
結果何が残ったかというと、混乱と不信感と大空議員へのいわれのない批判だけです。
この批判というのは、誰が見ても大空議員が造反し、負けたという勘違いから来るものです。
確かに当初、大空議員は続投の意志があったと思われますが、今後の議会運営を考え尾山議員にバトンタッチするという英断をしたのです。 今回の8名の行動はその英断を踏みにじる事になりはしないでしょうか。
また今回の構図は、大空前議長の所属する市民クラブが尾山議員を議長候補に擁立し、私たちの会派「進化」は全員、尾山議員を支持をし、 共産党は中島議員を擁立したということです。つまり市民クラブは4名、進化は6名、無会派は2名なので足し算をすると12になるのです。 (あくまで予想ですが間違いはないと思われます)
様々な議員から今回の議長選挙において、そののちの議会が混乱しないようにしなければいけないという言葉を聞きました。 おそらくそういう言葉を口にした議員の中には今回大空議員に投票した議員もいるとも思いますが、言動不一致の様な気がしてなりません。
48位です。
障害者の憂鬱
いつも見ている何のへんてつもない市民館の入り口の風景。
ところが先週、市民のかたから大きな指摘を受けました。
このスロープの事です。
車いす用のスロープであることは間違いありません。 市民館正面には自転車置き場がありませんのでこの空間に駐車するため自転車やバイクの通り道にもなっているようです。
私もこのスロープを利用して車いすが行き来できるものだと思っていましたが、実際車いすを押してみてびっくり。
角度が急すぎます。そのため介助人が車いすを押しても車いすの腹がつっかえて前に進みませんし、 力任せに無理に進もうとすると転倒しそうになります。
また、行事が行われているときなどは、前方に自転車などが止めてあり、 その自転車などの位置を変えてからではないと中にはいることができません。
つまり使えないのです。そしてこれが作られてから何年たっているのか分かりませんが、使えないことに行政は気付いていないのです。
この指摘を受けて障害者の現実に愕然としたものです。
障害者のためにあるにもかかわらず、障害者の使用を妨げているものはまだまだあります。
最近、多くの場所で見ることができる障害者等専用駐車場ですが、 この様な場所に標識があると止めにくいものであるということがなかなか気がつきません。 (もっともこの駐車場は障害者駐車場の規格さえ満たしているものではありませんが。)
健常者を排除して障害者等に止めてもらうためにおこなっていることが逆に障害となっている事例です。
公共施設にはこの写真のように三角コーンに貼り付けているものをよく見ますが、 もう少しきちっとした物を作ったらどうかといつも感じます。「とりあえず表示しとくか」みたいで誠意が感じられませんよね。
皆さんもこの様なことがありましたらお知らせ下さい。
スロープのことについては既に担当課に伝えています。
早急な対応をしてくれるものだと思います。
10位です。
第2弾議会報告会
恒例となりつつある議会報告会の様子です。
昨日の高泊公民館での議会報告の後の意見交換では議会基本条例の質問が多数ありました。
簡単にご紹介します。
市民「議会基本条例の委員会は既に40回おこなっている、まだできないのか。長すぎるような気がする。」
高松「決して長いとは思っていない。委員会ではひとつずつ積み上げて作っている。この条例は全議員のコンセンサスはもとより、 市民の意見や執行部の意見も取り入れる必要がある。拙速にやって中途半端なものは作りたくない。 何故ならこの条例は議会の基本となる理念やきまりを盛り込むことになるからです。」
市民「手当が2000円出ていると聞いているが」
良い質問です。
高松「あくまで費用弁償として2000円出ている。しかしそれは閉会中のみのことで開会中には出ていない。 委員会としてはなるべく費用弁償が出ない開会中に開催をしたいのだが、 事務局や各委員会の時間的な調整や仕事量の問題で出来にくいときもある。また、報酬の2重取りとは全く思わない。」
この費用弁償のことはかってブログにも見解を載せていますので見てください。
市民「議会基本条例制定特別委員会を傍聴したことがあるが、なかなか結論が出なく長くて傍聴に飽きてしまった。 傍聴人のことも考えて欲しい。また必ず休憩を入れてベランダで話しをしているがベランダで物事が決まっているのではないのか」
なかなか率直な面白い質問ではないでしょうか。
高松「委員長として委員会運営の基本は審査第一傍聴第二と考える。また人間の集中力は2時間も続かないと思っています。 だから必ず1時間程度で休憩を取るようにしているんです。ベランダで話しはしますが、そこで物事を積極的に決めたことはありませんが、 例えそこで物事が決まったとしても委員会では同じ議論から始めるでしょう。」
市民「今後、パブリックコメントをすると思うがパブリックコメントの意義と取り扱いについて説明されたし」
来たなって感じです。行政や議会を知り尽くしたプロの質問です
高松「行政は多くのパブリックコメントをおこなっていますが、 自治基本条例の場合を除き市民の意見が集まらないのが現状ではないでしょうか。 パブリックコメントの現実と理想はかけ離れていると確信しています。 しかし手法的には間違っていないと思うのでこの基本条例についてもおこなう予定にしている。」
しかしこの様な質問はありがたいものです。それだけ市民の皆さんが興味を持っていると言うことではないでしょうか。 私には委員長としての自負があり、立派な基本条例を制定できるという自信もあります。この条例は議会基本条例という名前ですが、 議会のために作っているのではなくて市民の皆様のため、そしてこのまちのために作っているのだという思いがあります。
まだ色々ありましたが、17日に津布田会館に出向きますのでその後またご紹介します。
11位です。
青年会議所の例会
私と硯谷議会運営委員会委員長、吉永総務文教常任委員長との3人で小野田青年会議所の10月度例会に出席をしました。 http://www.kirara-navi.com/~onoda-jc/2011/ (小野田青年会議所公式ホームページ)
http://www.kirara-navi.com/~onoda-jc/2011/aboutus/history.html (クリックしてみてください。小野田青年会議所の歴代理事長がのっています。)
尚、青年会議所については以前このブログで「JCって知っていますか」 と題して記事を掲載しています。
この日は議長、副議長とも公務出張中で私たち3人が議会報告に出向いたものです。
通常であれば担当例会から出席するものですが、他の2名の議員にとっては、 またとない機会でしたので山縣理事長の挨拶から始まる例会すべてを見てもらいました。
高度経済成長時代の青年会議所は40名を超えていましたが、今年度の構成人数は20名となっており時代の変遷を感じます。
議会報告と意見交換会は時間が足りない感がありましたが、その後に開かれた懇親会にて十分に議論をする事ができ感謝をしています。
青年会議所の皆様におかれましては、今後更なる自己修練を行うと共に、アメリカから始まった青年会議所の歴史をひもとき、 日本青年会議所の考え方や活動を勉強され、青年会議所のなんたるかを理解し、 真のオピニオンリーダーとして次世代のまちを作る原動力となっていただきたいと思います。
山縣理事長、森田委員長ありがとうございました。
16位です。
議会報告会の開催
9月定例会終了を受けて第2弾の議会報告会を開催します。
10月12日のきらら交流館をかわきりに10月18日の厚陽公民館まで6回開催します。
今回の報告は、平成22年度決算について所管の委員会及び決算審査特別委員会が委員を各会場に振り分けて行います。
ちなみに私は、14日の高泊公民館と17日の津布田会館に出向く予定になっています。
この議会報告会は、現在協議中の議会基本条例に盛り込んでいるものですが、 条例可決を待たずにできるものはやっていこうという事から走り出したものです。
そのため、議員の温度差はかなりあり完成度はいまいちになるのかもしれません。 そのためか前回の議会報告会でも市民の皆様から色々批判やお叱りを受けています。
その様なお叱りを受けるたびに議会の中では、議会報告会に対して批判論や消極論が飛び交いますが私は一向に気にしていません。
その様なときにいつも思うことは、「ツケがまわってきた」
議会が市民をおろそかにしてきたツケがまわってきたものだと感じています。ツケはいつか精算をしなければなりません。 今から少しずつツケを返していくのです。
議会基本条例制定特別委員会では議会と市民の関係とはどの様な関係が正常なのかを議論し尽くしています。
この構図は非常にシンプルなものです。
市民が正当な選挙によって投票し、負託を受けたものが議員です。それ以上でもそれ以下でもないはずです。
その関係や意味合いを本当に理解していれば議会制民主主義は完璧なものになるはずですが、現実はそうではありません。
市民の議会の本来の関係に近づけるツールのひとつが議会報告会です。
議会基本条例では数多くのツールを用意しています。
そして只今議会上程に向けて急いでいるところです。
25位です。
増え続けるイノシシ達
中山間地に住んでいたりその様な場所で農業を営んでいる市民は、収穫時期前になると有害鳥獣対策に頭を悩ましています。 特にイノシシには手を焼いているようです。
まちなかに住んでいるとイノシシときいても「ウリボウ」だとか「シシ鍋」というイメージでしかありませんが、 このイノシシ等の増加により農業が衰退し、その結果、日本の田園風景が消滅する恐れさえあると聞くと深刻に考えます。
千葉県では、獣害のために耕作を放棄した割合が25%~50%にのぼるという調査結果を発表しています。
現状を知るために同じ会派であり、有害鳥獣対策に取り組む松尾議員に案内をしてもらい、北部の中山間地域を見て回りました。
イノシシは当然のことながら山に住んでいるのですが、 写真のように人間界に下りてきて人間の作ったご馳走を頂くための道を作っています。
イノシシは鼻で土を掘り起こし農作物などを食べ荒らします。 進入防止柵のないところでは至るところでこの様に耕したような跡を見つけることができます。
また、稲が実った田に下りてきて体を稲に押しつけ写真中央奥のような跡を残すこともあります。 (松尾議員はイノシシの体に付いた虫をのけるためにこの様なことを行うと言います。)
収穫前の稲は食べないと言うことですが、機械での収穫の際に支障をきたすらしいです。
そこで写真のような進入防止柵を設置します。この写真は電気柵ですが、他にもネット柵やよく見るトタン製のものもあります。
電気柵の電源はこの様なあまり大きくないものです。
中を見せてもらうとこんな感じでした。
単一の乾電池が10本入っていて一万ボルトの電気が流れ、イノシシの鼻先があたり感電することによって当分近づかなるそうです。 電流は微量ですので死ぬことはありません。
松尾議員に聞くと一番有効なのはこの電気柵で、30mで約10万円ほどかかるそうです。
この電気柵などの進入防止柵購入のための市の補助は現在ありません。
農業を営んでいる方にお話を聞くと「農業そのものは既にもうかる時代ではない。 しかし先祖代々受け継いできた田畑を守るために耕作をしている。特にここ数年、イノシシによる被害が続いている。 電気柵等を設置したいがそこまでして農業をする意味があるのかと感じる。せめて補助金があればとも思う。」と訴えます。
この様な補助を行おうとすると単独市費(県や国費からの補助金はない)になってしまう事が原因で補助制度がないのかもしれません。
有害鳥獣の現状把握をしっかり行い、対策の方向性や方針を打ち出すべきです。これは農業振興からだけの視点ではなく、 日本の伝統や文化の継承の視点からも考える必要があるのだと思います。
25位です。
本会議最終日の風景あれこれ
9月30日、長かった9月定例会も閉会しました。
この日は、本会議開催前の9時30分から会議室で全員協議会が行われ決算認定をはじめ複数の議案に附帯決議がついていることや、 12月定例会の日程案などの報告がなされ15分程度で終わりました。
この全員協議会の議員の席は50音順で並べられており、開催される毎に反時計回りにひとつずつずれていきます。 どうでもよいことですがそれが公平だと言うことで実施しています。
会派の部屋がないので本会議の前には、ほとんどの議員は議員控え室で開会を待ちます。
そこでの話題は様々ですが本会議の終了時間のことが必ず誰かから発せられます。
この日も、2時半には終わるだろうとか、いや4時頃にはなる、とか意味のない話に無理やり花を咲かせて時間をつぶします。
我々の会派は、控え室のベランダで好んで話しをしています。よく「ベランダで政治をすすめる」なんて揶揄されますが、 今の季節はそよ風が吹くと心地よいものです。
本会議の開会の5分前にはアナウンスが流れ、「さあ、行こうかあ」ということで本会議場へ向かいます。
本会議場入室の際に一礼してはいると、この日もいつもいらっしゃる傍聴者の方が3名既に傍聴席に着席されていました。
執行部席には、粛々と議会の議決を待つ市長をはじめ執行部の方々が座っています。
通常の本会議最終日は執行部は口を開く機会が1回もありません。 議会のやりとりを長時間黙って聞くだけという空間に身を投じているのです。
本当に、お疲れ様と言いたい気分です。
議長の「おはようございます。ただいまの出席議員数は23名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。」 という発言で毎回議会が始まります。
最終日は、委員会に付託された議案が本会議に戻され委員長報告の後、質疑、討論、採決が行われます。
この日は委員長報告の方法などで多少もめましたが、継続審査の議案を含め全議案可決されました。
改選後もうすぐ2年が経過します。
10月の後半には臨時会が予定されており議長選挙や委員会構成が変わることになっています。
議長選挙については今後色々な駆け引きがあると思われますが、どうなるんでしょう。
10位です。