一般質問について
■一般質問は事前に通告します■
一般質問通告書はネット上にも掲載されます。
その通告書をご覧になれば分かりますが、議員によって通告のしかたは様々です。
一行ですませている議員もいれば、詳細な通告を提出している議員もあります。
一概にどちらがよいとは言えないものですが、事務局からは詳細に記入するように求められています。
少なくとも通告書は一定のきまりのもとにどちらかに統一して出すものだと思っています。
ネット上に掲載されていると言うことは、市民の目を通ると言うことなので、質問内容を詳細に記入すべきものではないでしょうか。
■よくある間違え■
また議員は、一般質問という与えられた権限をフルに活用し、 一議員の考えとは言いながら市勢発展や住民福祉の向上などに寄与するために、 また少なからず市民に自分の存在をアピールするために一般質問を繰り広げます。
しかし、時には質問という枠から外れ独善的な考えを押しつけたり、自己満足に陥ったりします。また、 事前に用意をした再質問の原稿に沿って質問したりすると答弁と質問がかみ合わなかったりする場合もあります。私も反省すべき部分があります。
それと「市長さん」などと役職にさんを付けて呼ぶのも間違いです。
■再質問もします■
山陽小野田市議会の場合、通告書に沿って壇上より執行部に対し傍聴席に向かって質問をします。
すべての質問が終わると、再質問席に着席をして執行部の答弁を聞きます。
その後に、納得いかない部分や掘り下げて質問することがある場合などには再質問をすることになります。
つまり、再質問は必須条件ではないのですが再質問をしない議員なんていません。
■答弁はどうなの?■
壇上よりの質問も再質問席からの質問に対しても市長が自ら率先して答弁することは多くありません。「市長に問う」 と前置きしたときでさえ市長が答弁しないときがあります。
執行機関の長が答弁すべきところも補助機関である部長などが代弁しています。
誰が答弁をしても自由なので、それはそれで結構な部分もあるのですが、時には代弁者である部長等が「これは私見ですが」 などと前置きして答弁する場面を見受けることがあります。
市長の代弁者が私見を述べるなんてことは矛盾をしています。そんな時議員は、すかさず「あなたの私見を聞いてはいないし必要ない」 と一蹴しなくてはいけません。
また、市長も部長等に答弁をさせながら「今の部長の答弁は、私(市長)の考えとはちょっと違いますが・・・・・」 なんてことも過去にはありました。
■質問者にも責任が・・・■
議員があまりに小さい数字などを聞いてしまうと、当然のことながら市長には回答ができない場合があります。
その様なときは、部長等が答弁するしかないのです。
言ってみれば、その様なときのために部長等が出席しているとも言えます。
■一般質問の今後■
一般質問の場は、執行機関と議員が対峙をする場です。 なれ合いになってしまったり迎合してしまったりすると緊張感が急速になくなり議会の権威も失墜することになります。
今後は一般質問のあり方などを議会内で考え、その効果についても持続性にあるものにしなくてはならないはずです。
そのための仕組みを議会基本条例には盛り込んでいます。
17位です。
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