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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

議会基本条例成立

2012年3月29日 11:45 高松ひでき 記す

平成21年12月から議会基本条例の制定に向けて52回の議論を重ね、昨日の本会議最終日において全員賛成で成立しました。

それと同時に特別委員会で素案を考え議会運営委員会で条例案とした「山陽小野田市議会議員政治倫理条例」 「山陽小野田市議会の議決すべき事件を定める条例」「山陽小野田市議会委員会条例の改正」が可決成立しました。

また「政策討論会実施要綱」「市民懇談会実施要綱」「議会報告会実施要綱」出前講座実施要綱」「委員会傍聴規定の改正」 が議運決定されています。

 

■いまからが正念場■

とりあえず肩の荷が下りたと思っています。

今後おそらく議員の仕事量は倍増し、肉体的にも結構ハードになると思われます。 市民と接する機会が増えることを考えると精神的にもつらいことが増えるかもしれません。

私はそれでよいと考えています。というより議員の職責からすれば当たり前のことだと思っています。

議員は4年に1回選択の時が来ます。

その時に議員を続ける覚悟や気概が消失していれば去ればよいだけのことです。

つまり名誉職の気分で議会を生きていかれない時代に突入したということです。 そもそも議員は名誉職ではないのですからそんな議員がいてはおかしいのですが。

 

■温故知新■

私は「スクラップアンドビルト」という言葉は好きではありません。

古いものすべてを否定して全く新しい物に作りかえる事に対して違和感を感じます。

議会には伝統があり議会としての価値観があり一種の文化さえあります。

何十年も前から培われてきた日本の地方議会の根底に流れるそれらを大事にしながら時代と共に変化させざるを得ない部分だけをさわったつもりです。

 

ところが高い視点から議会を俯瞰すると、引き継いでいくべき伝統や文化、価値観さえも腐食してきているように感じます。

議会基本条例は、いわばその腐食部分を改修し新たに部品を付け足すツールに過ぎません。

そのツールを使い腐食を止め、新しい形を創り出すのは議員そのものです。

 

昨日、議会基本条例制定特別委員会から議長に対して議会改革を推進するための「議長の諮問機関の設置の要望」を提出しました。

いわば、議会基本条例というツールの取扱説明書的な組織の設置を求めました。

ややこしい限りですが、絵に描いた餅にならないようにするための措置とも言えます。

 

今後の議会の変貌が楽しみです。

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