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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

議員定数を考えるその3~公約で定数削減を謳っているから?~

2012年5月18日 18:52 高松ひでき 記す

選挙時の公約として議員定数削減を謳っている議員がいます。

それはそれで各個人の公約ですから論評することは差し控えますが、実は私も1期目の公約には定数削減を入れていました。

 

その理由は、 外から議会や議員を見たときにそれらは単なる偏見に満ちた批判対象であり職責を果たせない議員が存在するのならその分だけ定数を削減すべきだという稚拙な考え方に基づいたものでした。

そしてもしかすると選挙に有利な、つまり市民受けをする公約であると勘違いしていたからかもしれません。全く浅はかな考え方でした。

 

しかし考えればすぐ分かることですが仕事をしない議員がいたとしても定数を減らせばその議員が落選するとは限りません。 逆にそんな議員こそが選挙にはめっぽう強いなんて事はよくある話です。

また仕事をしない議員がいたとしても、彼らを選挙で選んだのは有権者なんです。

ある意味民主主義の原点である選挙そのものを否定することになるとは当時は考えも及びませんでした。

 

この議会でも「公約で定数削減を謳っている議員が多い(9名?)ので定数削減の委員会を設置せよ」と言う議員もいますが、 公約で謳っているから委員会を設置するわけではありませんし、議員個人の公約を実現するために議会が動くわけでもありません。

あくまでも議会が自主的に定数適正化の議論を始めたに過ぎません。

それは公約にあろうとなかろうと関係がない事なのです。

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