議員定数を考えるその4~現在の状況~
山陽小野田市議会は定数24人、現人数23人で組織されています。
議会には行政の事務を専門的に調査や監視をする常任委員会が3つ、議会の運営を決定する議会運営委員会が1つ、 そして企業誘致特別委員会と広報広聴特別委員会、議員定数適正化協議会、議会改革推進会議があり、 それぞれに正副委員長を置いていますので正副委員長(正副座長を含める)は16人存在しています。
そして議会には議長と副議長がいますので全体で23人中18人が役職を持っていて、役が無い議員は5人しかいません。 (実際には兼任している議員がいるので7人)
言ってみれば逆ピラミッド型のヒエラルキーです。
議会も全体で考えれば1つの組織です。組織構造がこの様な状況であることは正常とは言えないのかもしれません。
が、 市議会としては限られた人員の中でやらなければならないことに対して実効性のある組織を作っているためこの様な構造になってしまったのです。
この様な状況を説明すると「委員会などの数を減らせばまだまだ少数でできる」などと言われそうですが、 必要性があるから委員会等を設置しているのに必要性を無視して少数にするためだけに委員会の数を減じてしまうことは本末転倒になりかねません。
この「少数でできる」の「できる」の意味合いによって定数は決まってきます。
単に委員会での議決と本会議での最終的な議決だけを考えれば議長と副議長と議員1名の3名で足ります。 もちろん審査の深度は考慮しません。
しかし議決は単なる結果であり議決の重要な要素は審査機関である委員会での慎重な審査にあります。
慎重な審査ができるかできないかで市の命運が決まってきます。
定数減を殊更に強調する議員に対してこのあたりの見解を質そうと思います。もちろん議員定数適正化協議会の中でです。
議会は議論をする場、選挙背景や利害関係ではなく正々堂々と市勢発展のための議論をしたいものです。
納得できれば議員定数削減に賛成をします。
15位です。
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