しっかりせよ教育委員会
本日の一般質問において伊藤實議員が
「ちょっと小耳に挟んだが教育委員長が替わったらしいがいつ替わったのか? 報告義務はないかもしれないが担当の総務文教常任委員会には知らせて欲しい。」と苦言を呈したところ、
市長自ら発言を求め「私もここにいる副市長も知らされていない」と内情を暴露し、 議会サイドが唖然とする想像すらできなかった一幕があった。
事実5月31日付けで砂川功氏が教育委員長に就任しているが、総務文教常任委員会においてもこの報告は一切ない。
もちろん市民に知ってもらうための広報紙にもその様な記事はなかったと思われる。
「広報さんようおのだ」に委員長と各委員は顔写真付きで紹介すべきでしょう。
教育委員会は、今は公選制ではないにしろ一般市民の代表の教育委員が合議で教育を決定する重要な機関のはずです。
山陽小野田市教育委員会会議規則第2条の3には「当選人(委員長)が決まったときには、告示しなければならない。」とあるので、 形式的な事務手続きは行っていると思われるが、 議会はもちろんのこと市長さえも知らないというのは明らかに教育委員会の配慮のなさというかミスに近いものがある。
今回の根底に流れているものは、教育委員会と教育委員会事務局(行政組織) の位置関係の逆転と教育長の考える教育委員会の存在意義の希薄さのような気がする。
もちろんこれは私の勝手な想像であって、そうではないことを望むがあらゆる事象がこの様な状態を指し示している。
教育委員会制度は一般人(5名)からなる教育委員会が教育行政を決定し専門家である教育委員会事務局がサポートするというもの。
主が教育委員会であって従が教育委員会事務局であるはずが、 多くの自治体で逆転現象を起こし本来の教育委員会制度が機能していないのが実態ではなかろうか。ゆえに教育委員会不要論が噴出している。
本市に限らず教育委員会には、児童生徒への教育という国の根幹をなす仕事が託されている。
その重要性ゆえに独立行政組織として市長部局と切り離されている。
しっかりと腰を据えて、将来を担う子どもたちのためのみに汗をかいて欲しいものです。
33位です。
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