
理論なき定数削減論
今週から始まった議会報告会では過去最高の参加人数で活発な意見が飛び交っています。
今回は「議員定数に関する特別委員会」との共同開催となっており興味深い市民意見を聴くことができます。
議会の中では議員定数についての協議の場としてこの特別委員会の他に「適正な議員定数を検討する議員協議会」が設置をされており、私はその委員となっています。
この協議会の議論はある意味更に興味深いのです。
先日は「一つの委員会の構成員は何人が適切か?」と言う命題に対して議論をしました。
議案などは委員会で詳細にわたり審査をしますので、委員会での議論は最重要となります。
協議会の中では既に委員会構成人数について「6人から8人」というところまで集約できていますが、「7人、8人」は現在の委員会構成人数なのですが「6人」については「何故?」と常々感じていましたので質問をしました。
委員会の構成人数を考察するときの要因の一つは討議(議論)の量と質の高さにあります。
議会は議論によって物事を決定しますので、議論の質は議会の生命線になります。
私とある議員との問答はおおよそ次のとおりです。
■6人でも議論ができる
「委員会で議論できる人数として6人を主張する理由は何か?」
<「6人でも議論ができるから」
「それでは、7人、8人ではどうか?」
<「できます」
「6人のそれと7人、8人では何が違うのか?」
<「・・・・・・・・・」
「理論的には6人より7人、7人より8人のほうが討議が活発化するんじゃないですか?」
<「・・・・・・・・・」
■会派制だから6人でよい
<「人数が多い方が議論が活発化するとは思うが、うちの議会は会派制だから意見がまとまっているので6人でも良い(会派の数しか意見はない)」
「勘違いをされていると思うが市議会の会派というのは、いわゆる党とは違う。意見統一のために会派拘束というのはほとんどかけないし、かけてはいけない。会派の中で色々な意見があって当たり前。おたくの会派だってそうじゃないですか、いろんな場面でバラバラでしょう。会派で拘束をかけるって(議員個人に対して投票した)有権者はそのことをどう思いますか。だから会派のことで6人の正当性を主張されても理由にならない。いかがですか」
<「そこのところは高松さんの意見のとおりだと思いました。」
■まとまりやすいから6人
<「しかしまとまりやすいと言うことで6人を主張いたします。」
「まとまるというのは人数の問題ではない。更にまとまりやすいと言うことが市民にとって何のメリットがあるんですか?まとまりやすいというが議会は最後には採決をするんです。多数決で決定されてまとまるんです。しかし大事なのは多種多様な意見のもとに議論される事が大事であり、議論をする場が議会なんです。あなたの言われるようにまとまることが至上命令であれば議論を割愛してすぐに採決に入ればよい、しかし市民はその様なことを望んでいますか?つまりまとまりやすいと言うことは委員会の重要な要素にはならないんですよ」
<「ある程度の規模が6人だと思っている」?????????????????。
「私とあなたと河野委員と伊藤委員の4人で議員定数の議論をしてまとまりやすいですか?」
<「まとまりません」
「まとまらないでしょ。まとまるまとまらないと言うのは、人数の問題ではないんです、委員会の運営システムの問題でもあるんです。だから議会基本条例に自由討議を謳ったんでしょ。議員同士が自由に議論をして自分の考え方を変更したり他の議員の考え方を変更させたりして精度の高い結論へと導いていくのが議会じゃないんですか。」
■6人でもできるから
「6人でもできると言うが、現在委員会は7人か8人だが委員会審査はきちんとできているのか?あなたは民生福祉の委員だがあなたの委員会は行政事務すべてを見られていますか?議員ができていますという発言は非常に傲慢に聞こえる。」
<「できていない。」
「それではあなたのできるということは何のことなのか」
<「6人いれば大体の意見がまとまるとなんか本で見たことがある。6人いれば全部の意見は出尽くすとあった」
「本??????」
■精鋭なら6人でできる
<「必ずしも選挙によって精鋭が選ばれるとは限らないが少なくなれば精鋭になる。精鋭にならざるを得ない。それなりのシステムを作って議会で精鋭を作っていくので6人でもできる。」
「ここは精鋭を育てる場所ではない。議員を教育する場所でもない。市民にそのことを説明できますか。私たちは新入社員ではなく職員でもない、政治家ですよ。」
このあとも延々問答を繰り返し論破をしましたが、この委員はそれでもだだっこのように6人を主張し続けています。
つける薬がないとはこの事か。
19位です。
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