埴生地区をどうするのか
昨日、埴生公民館で総務文教委員会と埴生地区ふるさと協議会との市民懇談会が行われました。
議題は「埴生地区の公共施設の統合について」で参加者は約50名。主に埴生小、埴生中の連携教育についての意見交換となりました。
埴生小校区の0歳から14歳までの人口は505人となっており厚狭小校区の1485人に比べると約34%にとどまっています。
この年齢別人口を小学校校区別に見てみると津布田校区132人、厚陽校区226人、出合校区351人、有帆校区446人、本山校区505人となっており小学校校区では下から5番目に位置しています。
しかし、中学校校区で見てみると出合校区は厚狭中学校校区になり1786人、有帆校区は高千帆中学校校区で2601人、本山校区は赤崎校区と一緒になり1192人、埴生中学校校区は埴生校区と津布田校区で637人、厚陽中学校校区は226人。
厚陽校区と埴生中学校校区だけ0歳ー14歳人口の桁が一桁違います。若年層の人口が少ないということは、高齢化が加速してやがて縮小していくことを意味しています。
市の総合計画では、埴生駅~埴生市街地周辺を地域交流拠点、糸根公園周辺をレクレーション拠点と位置づけています。
いわば埴生地区は構想ではまちづくり重要拠点とも言えます。
埴生地域の公共施設である埴生公民館、埴生支所、青年の家、埴生小学校、埴生中学校などすべてが老朽化しており、地域の衰退に拍車をかけている状況です。
この様な施設が統合され新築されることは地域活性化のカンフル剤となる可能性は大いにあります。
一日でもはやく実現したいとこですが、建設場所や学校の教育環境などの意見の相違で地域の合意形成ができていないのが現状です。
でも公共施設を中心に地域づくりを行い、自分たちの住んでいる地域の衰退に歯止めをかけ活性化させようとしている思いは全員一緒だと感じました。
みんなが少しずつ譲歩したり、お互いを認め合ったりしながら最終的に多くの住民が良かったねと言えるような計画をつくって埴生地区を活性化させることがこのまちを活性化していくことにつながっていくはずです。
小中学校については教育施設ですので教育環境の整備に重点を置くことがまず大事です。
そのためには、子供を持つ親の目線からの意見は無視することはできないのではないでしょうか。
学校以外の公共施設については、地域の方々のニーズを把握しながら使い勝手の良い施設を模索するしかないでしょう。
いずれにしても、丁寧な意見集約が求められています。
18位です。
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