選考方法を再考せよ
教育委員が現職の江澤氏と永山氏に決定をした。
議会は同意したものの後味の悪いものとなってしまった。
その理由は公募における選考方法が公平性に欠けるという懸念をぬぐい去れないためかもしれない。
■審査員は3名■
審査員は白井市長、砂川教育委員長、今本教育部長の3名で、市長はともかくとして教育委員長は江澤氏、永山氏と同じ教育委員会内の人間であり、教育部長は教育委員会を補佐する事務局の人間で、いわば仕えてきた側の担当部長でもある。
今後、同じ教育行政に携わるかもしれない人物に低い評点をつけられるだろうか。
もちろん恣意的な評点があったとは言わないが、あったのでは?といわれてもその反論は説得力のないものになってしまう。
■前回は5名■
前回の教育委員の公募の際には審査員は6人だったと記憶している。
公平性や公正性を担保するにはより多くの目で審査をした方が良いに決まっている。
何故、今回の審査員が3名だったのか不思議でならない。
以前、プロポーザルの審査において審査員の評点に議会が疑念を表明したため今後は最高点と最低点をカットするなどして平準化を図り、恣意的部分が採点に盛り込まれないようにすると言っていたが、3名の審査員ではその方法も採れない。
また、人事課は今後、専門的な外部審査員の導入も検討すると説明をするが白井市政が既に9年目を迎えたこと考えると今さら感とともに空虚に聞こえる。
■公正な人事■
審査が適正に行われたと見るのなら選任された2人はたまったものではなかろう。
公募は公平で公正な人事を行うために実施されているにもかかわらず、その方法について疑念を抱かされるようなことを行っていては公募の意義は薄れる。
この様な公募方法が続けば議会のフラストレーションは高まるばかりだ。
次回からは議会が納得できるような選考方法を期待する。
25位です。
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