号泣会見から見えるもの
政治ネタにもかかわらず、ネット上では爆笑もの扱いされ話題沸騰中の兵庫県議会野々村議員のまさかの号泣会見。
集まった記者には平常心を持って質問をするように注文を付けているにもかかわらず、まるで親に叱られた子供のように叫んでばかりで何を言っているのかよく分からないし、聞き取れたと思ったら支離滅裂。何のために記者会見をしたのだろうか?
ああ情けない。大丈夫か?兵庫県議会・・・と心配してしまう。
この野々村議員は会見の中で
「もちろん政務調査費ものすごく大事ですけれども、議員という大きなくくりの中ではごくごく小さいものなんです。いち大人として何とか、折り合いをつけさせていただきたい。」と叫んでいるが、認識間違いも甚だしいばかりでなく、不正使用を正当化しようと自己弁護しているようにしか聞こえない。
議員の活動に大小はないし、政務活動費は税金から支出されているという感覚がないのだろう。そのような感覚の持ち主に政治ができるはずもあるまい。更に折り合いをつけるなんてことを公共の電波を使って発言するところが議員資格なしの印象を深くする。
また「「この世の中を、世の中を変えたい!その一心で、一生懸命訴えて、縁もゆかりもない西宮市民の皆さまに選出されてやっと議員になったんです」とも述べているが、率直な感想は「それで?」というところ。
怒りを通り越して笑いさえ出そうな一言だ。世の中を変えるために議員になったのだから政務活動費の不正使用のことくらい目をつぶれと言いたいのだろうか。
問題となっている政務活動費は、このブログでも「改正で得をするのは誰」と題して説明をしているが、平成24年に全国都道府県議会議長会の要請で地方自治法が改正された。
この法改正を受けて、山陽小野田市議会でも条例改正をしたがニュース解説で問題視している「その他の支出」の項目は削除した。
兵庫県議会の政務活動費年間600万円に対して山陽小野田市議会は年間7万2千円比べるとごくわずかだが「その他の支出」を設けることによって不適切な支出を助長する可能性があると考えたためだ。
何のための会見かわからなかったが、野々村議員は議会が不適切と判断すれば返納も視野に入れるとしている。返納すれば終わりと考えるあたりも議員としての品格がない。
最後まで謝罪もなく政治家として責任を取らない姿勢に県議会や県民はどう反応するのか?
もちろん議員辞職でしょ。
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