議会の力を削ぐ対立構図からの脱却
今に始まったことではないが、一般質問の議会中継を見ていても議会と市長との感情的とも取れる対立を感じる。
議会が執行部に迎合することは、なれ合い政治となり腐敗を生むことになるが感情的な対立はまちづくりの観点からも障害になる。
議会と執行部、特に首長との関係は対立ではなくて対峙であり、迎合ではなくて協調であるべきだ。
ダメなものはダメ、良いことは一緒になって進めていくことが両者の関係である。
議会内部でも同じことが言える。
現在議会では、「ふるさとを考える会」推薦議員とそれ以外の議員の間には大きな溝があり、対立を続けているように見える。
ここ数年を振り返ってみても、「山陽消防署建設場所」「新病院建設」「給食センター建設」「厚狭地区複合施設建設」「埴生小中統合問題」「住民投票条例」「議員定数条例」・・・・・列挙にいとまがないほど対立を繰り返してきた過去がある。
議会では多様な意見があって当たり前で、その多様な意見を背景にして議論を戦わせるのが議会のはずであるが、反対のための反対に終始したことも多かったのではないだろうか。
そこには全体の利益を考えた議論ではなく、政治的な背景や個人的な感情まで織り込み対立構図を作っていたような気がする。
議員は6万5千人の代表者としてわずか22人(現在21人)しか存在していない。
その22人が議決権を行使してまちの方向性を決めていくはずである。その過程でまちづくり論ならともかく狭義の政治的な背景や感情論で対立をしていてはまちの明日はない。
様々な観点から調査・研究を行った上で、偏見や私情を捨てた広い視野から意見を正々堂々と戦わせ、決まったことに対して議員一丸となった議会こそが首長に対峙でき、また協調できるはずである。
議員は全員良識ある選ばれた人間であることからしても議会制民主主義における議会機能の重要性は十分理解しているはずである。
この度、議員全員参加でレノファ山口を応援する議員連盟が立ち上がったと聞く。
余計なお世話だが、この機会に議員間の溝を埋める努力をしてはどうだろうか。
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