給食センターで混乱
3月議会が終わり、ついに3年間引きずった給食センター建設問題に決着がつきました。
最終日の議決により給食センター建設にGOがかかったわけですが、その過程は混乱を極めたようです。
混乱は昨年の3月議会で給食センター予算を全額削除したことから始まります。
この時は予算案に賛成の議員は1名、反対は15名、残り4名は本会議場から退場し、ほとんどの議員が提案に否定的でした。
それから1年後のこの定例会では、まず担当の委員会では予算を削った修正案が賛成多数で可決。
しかし、別の委員会では「親子方式を求める請願」が不採択されるというネジレ現象が生じました。
最終的には25日の本会議最終日において給食センター関連予算は賛成多数で可決。請願も不採択となりました。
不思議に思うのは、「学校給食の親子方式を求める請願」を1年間継続にしてここに来て審査を始めたことです。
この定例会は議案である「給食センター建設関連予算」が提出されていました。それと相反する「親子方式を求める請願」を審査することは議会の運営上好ましくありません。もちろん請願がこの定例会に初めて提出されたのなら審査をすることになりますが、1年前に出されていますので対応の仕方はいくらでもあったはずです。
更に今回は本会議において両方共に採決を行っています。
相反する議案に対しての結果は一つしか出ません。
つまり、予算案が議決されれば請願は不採択でしかなく、両方を採決することは好ましい運営とは言えないのです。
そもそも請願をこの定例会まで引き延ばしてきた意味は何でしょうか?昨年の9月定例会か12月定例会で結論を出しておくべきではなかったのかと思います。政治の怠慢と言われても仕方のないかもしれません。
この一年間の様子を見てみると、議会側の議論が尽くされていなかったように感じます。
その結果、議員の理解が不完全なまま議決に向かったという印象があります。
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県議会議員選挙のうごき
4月3日告示の山口県議会議員選挙まで約2週間、巷はそんなに盛り上がっていません。
前々回の投票率は55.6%、前回の投票率は46%と徐々に選挙離れが進んでいる中、今回も投票率が気になるところです。
新聞報道によると今回の立候補予定者は、3期目を目指す現職の新藤精二氏、昨年の補選で当選を果たした現職の江本郁夫氏、そして新人の中嶋光雄氏と福田勝政氏。
新人の中嶋光雄氏は平成19年の県議会議員選挙に立候補するもわずか570票差で涙をのんだ過去がある。また福田勝政氏は市議会議員現職でいまだ議員辞職はしていないが、彼も平成23年の県議会議員選挙に立候補し落選をしている。
このように現職2人に新人2人が挑む構図だが、一向に盛り上がりを見せていない。
おそれく各事務所はそれなりの後援会活動を展開していると思われるが、有権者の反応はいまいちのような気がする。
直近の市議会議員選挙や市長選挙でも投票率が著しく低下している現状から考えると、今回も投票率アップは見込めないのかもしれない。
しかし、投票の放棄による投票率の低下は民主主義の根幹を揺るがすことになる。
投票率の低下の直接の責任はもちろん有権者にあるのだが、その原因を作ったのは、市長や議員などの政治家であり彼らが行う政治そのものに他ならない。
投票するほとんどの有権者は、投票後の4年間放置されているとの感覚を持っているのが現状ではないだろうか。
実際には、後援会誌を発行したり県政報告会などを開催してそれなりの活動をしているのだが、思ったほど有権者は評価をしていない。それでは何が足りないのかをよく考えてみる必要がありそうだ。
いずれにしても選挙は4年間のスタートであり、決してゴールではない。それをゴールと考える議員などはいづれ腐っていく。
私たち有権者も一票を投じるだけでなく、当選後の議員などに対して物を言う市民にならなければならない。
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委員会の生中継がはじまる
最近は市議会のホームページに予算や条例などの議案がアップされています。
この写真の予算書は議会費の内訳の一部ですが、上から5行目に機械器具借り上げ料307万3千円とあります。
これは本会議場の映像システムや委員会中継の機器のリース料のようです。
おそらく本会議場については機器の更新だと思いますが、委員会室の中継システムは初めての試みになります。
以前から委員会中継について議論を重ねていましたが、やっと実現したというところでしょう。
委員会室は2つありますが、まずは一つの委員会室に設置をしてユーストリームで中継するみたいです。
予算の議決後に入札などが行われるはずですから、夏前後にはインターネットや各公民館で視聴ができるのではないでしょうか?
全国に目を向けると委員会の中継をしている議会は少なからずあります。
それらの議会では視聴者が少ないことに頭を悩ませています。委員会中継をしたからと言って市民が急に市議会に興味を示すはずはありません。
しかし、委員会の公開の一つのツールを市民に提供することは間違いないものです。
委員会では実質的な審査が行われます。そこで議員がどのような質疑をし、執行部がどのように回答したかは非常に重要です。
以前はわざわざ出かけて行って傍聴するしかなかったものが、自宅や公民館で気軽に見ることができます。
どの様な運用がされるかは定かではありませんが、自由な時間に見れるように録画配信も実現してもらいたいものです。
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