給食センターで混乱
3月議会が終わり、ついに3年間引きずった給食センター建設問題に決着がつきました。
最終日の議決により給食センター建設にGOがかかったわけですが、その過程は混乱を極めたようです。
混乱は昨年の3月議会で給食センター予算を全額削除したことから始まります。
この時は予算案に賛成の議員は1名、反対は15名、残り4名は本会議場から退場し、ほとんどの議員が提案に否定的でした。
それから1年後のこの定例会では、まず担当の委員会では予算を削った修正案が賛成多数で可決。
しかし、別の委員会では「親子方式を求める請願」が不採択されるというネジレ現象が生じました。
最終的には25日の本会議最終日において給食センター関連予算は賛成多数で可決。請願も不採択となりました。
不思議に思うのは、「学校給食の親子方式を求める請願」を1年間継続にしてここに来て審査を始めたことです。
この定例会は議案である「給食センター建設関連予算」が提出されていました。それと相反する「親子方式を求める請願」を審査することは議会の運営上好ましくありません。もちろん請願がこの定例会に初めて提出されたのなら審査をすることになりますが、1年前に出されていますので対応の仕方はいくらでもあったはずです。
更に今回は本会議において両方共に採決を行っています。
相反する議案に対しての結果は一つしか出ません。
つまり、予算案が議決されれば請願は不採択でしかなく、両方を採決することは好ましい運営とは言えないのです。
そもそも請願をこの定例会まで引き延ばしてきた意味は何でしょうか?昨年の9月定例会か12月定例会で結論を出しておくべきではなかったのかと思います。政治の怠慢と言われても仕方のないかもしれません。
この一年間の様子を見てみると、議会側の議論が尽くされていなかったように感じます。
その結果、議員の理解が不完全なまま議決に向かったという印象があります。
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