中学生海外派遣事業は不公平か
山陽小野田市の中学生海外派遣事業も今年で23回目となります。
平成4年の第1回目は中学生と高校生を対象にして行われ、平成15年からは中学生のみを対象に変更されました。
数年前までは、中学生英語暗唱大会の結果などにより派遣を決定していましたが、最近は校長推薦で市内の6つの中学校から一人ずつの6名が姉妹都市であるオーストラリアのモートンベイに派遣されています。
6月議会で長谷川議員がこの事業について質問をしています。
議員によれば厚陽中学校の対象者(2年生と3年生)は24名、かたや大規模校である高千帆中学校の対象者は350名で、生徒数に関わらず学校から1名の派遣は不公平ではないのかという事と、市内の中学生に限定されるので市内在住で市外の私立中学に通っている生徒はその機会を与えられないことも不公平ではないのかという事でした。
まさしくその通りだと思います。
特に市民でありながら市外の中学校に通う生徒が除外されるのは保護者からすれば納得できないのではないでしょうか。
この辺りを議員が質すと、執行部の答弁は「いろいろな状況があって各中学校1名にした」と言いますが、「いろいろな状況」とはいったい何なのか全く分かりません。議員もこのあたりの説明を求めてほしかった。重要なところです。
以前、この条件が変更された際に噂されていたことは「市外の中学校に通う生徒の英語暗唱大会の成績が優秀なため市内の生徒が選ばれにくい」でした。
もしそうなら、「いろいろな状況」はとても公の場では説明できないでしょう。
この中学生海外派遣事業は山陽小野田市の事業であるはずです。もし教育委員会の事業であるならば山陽小野田市教育委員会が管轄する市内の6中学から選ばれることになってもいやいや納得はできるのですが。
長谷川議員が今後はどうするのかと執行部に詰め寄ったところ「十分検討していく」と安易な答弁がありましたが、状況の変化なくして事業変更されればこの数年間の事業の正当性が疑われることにもなります。
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