委員長は誰に?
市議会議員選挙から丸2年を経過する10月は委員長や副委員長のポストや所属委員会の変更を決定する重要な臨時議会が開催されます。
他の自治体議会では議長ポストの争奪に会派間の駆け引きにしのぎを削るのですが、山陽小野田市議会では議長任期を4年としているため、不信任が議決されない限り現在の尾山議長が引引き続き議会をけん引していくことになります。
さて、現在の委員会構成ですが、総務文教常任委員会は河野 朋子委員長、中村博行副委員長 。
民生福祉常任委員会は下瀬俊夫委員長、矢田松夫副委員長。
産業建設常任委員会は松尾数則委員長、河崎平男副委員長。
一般会計予算決算常任委員会は伊藤實委員長、 中村博行副委員長。
特別委員会では広報広聴特別委員会、 三浦英統委員長(副議長) 、山田伸幸副委員長。
議会のあり方調査特別委員会、 矢田松夫委員長、 河崎平男副委員長。
山口東京理科大学公立化調査検討特別委員会、伊藤實委員長、笹木慶之副委員長。
そして、議会運営委員会は大井淳一朗委員長、石田清廉副委員長。
議会の暫定定数は22名ですが、江本郁夫議員は県議会に鞍替えし、福田勝政議員はご存知のとおりですので現在は20名、そして議長は委員会には配属されないので19名で正副委員長を決定することになります。
ところが8つの委員会があるので委員長8名、副委員長8名で合計16名の正副委員長が必要です。
つまり19名で16のポストを埋めることになり、石を投げれば正副委員長に当たるという異常な状況になっています。(現在は3名の重複があります)
市議会での実質審議は委員会で行われるという委員会中心主義をとっていますので、正副委員長の資質によって委員会の監視能力や政策提案力に差が出てきます。
有権者がそれを確認できるのは委員会の会議録や委員会中継です。
おそらく議員はみなさんまじめに取り組んでいると思われますが、質疑の内容が勉強不足、情報不足のため稚拙だったり、持論の展開に終始したり、的外れな質疑を繰り返したりと執行部にとってはウエルカムな運営になっている委員会が見受けられます。
その委員会を正常に機能させるのが委員長の役目なのですが、会議録を見る限りにおいては、放漫運営で散漫な結論に持ち込んでいる委員会が多いようにも感じます。
委員長は会派間のポスト争いの結果ではなく、能力を第一条件とした人選を行うことによって議会としての役割を全うすることができるはずです。
最後まで読まれたらクリックをお願いします!!
全国ブログランキング
只今10位です。