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山陽小野田市市議会議員 高松ひでき

公立化と薬学部新設

2015年12月29日 11:18 高松ひでき 記す

会期を延長した12月議会最終日の25日に山口東京理科大学薬学部建設の基本設計・実施設計等の債務負担行為が議決された。

これは薬学部建設に事実上のGOがかかったことになる。

建設場所は小野田地区南部の現在地である。

 

この議決までは度重なる委員会開催や水面下の調整があったと聞く。

公立大学法人としての定款を7月臨時会で議決して以降、薬学部の建設場所は現在の工学部隣接でまとまっていたかのように見えていたが、敷地内に宇部市の土地が混在し、購入の必要があることが分かった時から迷走を始めた。

多くの議員は厚狭駅南側(新幹線口)の建設を言及した。委員会の議論を聞いていると大多数の議員がそうであったと感じる。

しかし、執行部提案に対して出された議会修正案の議決結果は賛成がたったの6名に過ぎなかった。多くの議員は執行部提案に賛成した。

 

公立化、つまり市が大学を持つこと、そして薬学部新設には大きなチャンスがある。しかし、チャンスがあればリスクもある。特にノウハウを持たない行政が継続の工学部だけでなく、新設の薬学部を扱うにはそれ相当の覚悟と知識と能力が必要であろう。

公立化の認可は下りたものの薬学部についてはすべては今からである。

今回のような混乱がないように議会は監視し、その都度提言や提案していくほかはない。

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山口東京理科大学薬学部新設で本会議延長

2015年12月18日 12:04 高松ひでき 記す

理科大学 (2)

本会議最終日である12月18日に会期の延長が諮られ、12月25日までの7日間延長が決定した。

 

12月8日に行われた山口東京理科大学公立化調査検討特別委員会と12月15日に行われた一般会計の委員会との連合審査会が紛糾し、結論が出ていないことがその原因である。

 

■大学内に宇部市の土地が混在■

大学構内には宇部市の土地が33400平方メートル含まれており、その土地の3分の1は体育館がたっている場所であることが明らかになった。

その土地の取り扱い交渉をめぐって宇部市と協議中であるという。

現在合意に至っていることは、土地の使用は問題ないという事だけらしい。

交渉とはこの土地を買い取るのか、貸借なのか、それとも無償譲渡なのかを指すのだが結論は出ていない。

常識的に考えても無償譲渡はありえない。また、将来のことを考えると賃借では安定性を欠く。

買い取る場合、評価額での試算は4億5500万円になる見込みだが、この金額のゆくえが注目される。

 

■薬学部はどこに?■

議会はこれまで本学の場所に薬学部設置でまとまりかけていたが、ここにきて先が見えない状況になってきた。

議員側から文化会館南側の農地に薬学部建設の可能性について執行部に質問がとんだ。

執行部は「規模からしても同一場所に設置するのが望ましく、場所を分けるのは非効率である」また「遊水池として機能している、防災の観点から無理である」と答弁している。

また、学生の住居についても西ケ迫の雇用促進住宅を再利用したいとも答弁をした。

 

いずれにしてもここに来て急ブレーキがかかった理由は土地代の支出が濃厚になってきたことによるものである。

会期中に開催される委員会で市側の説得力のある説明がなされないと更に混乱することは必至であり、そうなると薬学部の開設時期が平成31年以降にずれ込む可能性もある。

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山陽小野田レノファ応援団

2015年12月15日 10:38 高松ひでき 記す

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12月15日に山陽小野田レノファ応援団の結成式が行われました。

告知時間が短くて参加数が心配されましたが超満員となる150名を超えるファンが集まり、大いに盛り上がりました。

応援団の代表は熱烈なレノファファンの髙橋さんと松下さんです。

もともとレノファ山口を盛り上げよう、山陽小野田を盛り上げようと10名の有志が集まり準備を重ねてきました。

最初の活動は「J1基準の専用練習場とクラブハウスの早期確保」の署名活動です。

幸いにも専用練習場の確保などには行政も理解を示しています。署名が後押しになれば良いと感じています。

目標署名数は人口の過半数の35000人、期限は来年の2月末です。

応援団のスローガンは「DREAM TO J1」

レノファ山口をJ1へ

 

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難しい局面に、山口東京理科大学

2015年12月 8日 14:32 高松ひでき 記す

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■薬学部の開設は?■

山口東京理科大学の公立化と薬学部の設置はセットと言われています。その薬学部開設は当初平成29年4月以降という事でしたが、平成30年4月の予定に変更されました。

先延ばしにせざるを得なかった理由は教授の招聘に大きく影響を与えるレベルの高い研究環境にかかる経費の額のようです。

金額については委員会中継を見る限りにおいては答弁にはなかったので分かりませんが、白井市長は「公立大学を持つことによって市民に財政的な負担が増えることがないことが第一の条件と肝に銘じている」そして「収入の範囲内でまかないたい」と答弁しています。

収入とは主に運営交付金と授業料のことですが、答弁からもそれ以上のお金がかかると想像できます。

それが1億なのか2億なのかそれとも10億なのか示されなければ判断がつきかねます。そうなると平成30年の開設も予断を許さなくなります。

 

 

■薬学部の場所は?■

場所の第一候補は厚狭駅南部、第二候補は厚狭高校南校舎、第三候補は現在場所だったようです。

しかし、厚狭駅南部は土地購入や地権者の問題があり、厚狭高南校舎は所有者である山口県が県立高校将来構想との兼ね合いから良い返事がもらえなかったようです。

ということで市としては現在の場所に薬学部を増設したいと考えているようです。

現在の場所は薬学部を設置しても十分な敷地があり、また教育環境も悪くはありません。しかし、大学を中心とした街づくりを考えれば、相当な知恵を使う必要がありそうです。

 

 

■遅れている認可■

当初は10月末に認可が下りると聞いていましたので、既に認可済みかと思っていたらまだでした。

その理由は市の不手際によって定款の変更が必要になったからです。

市長はこの事に関して「お粗末な訂正」と謝罪をしています。

この定款の変更は市議会12月定例会で迅速に議決される見込みです。

 

今後の動きに注視が必要のようです。

 

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