難しい局面に、山口東京理科大学
■薬学部の開設は?■
山口東京理科大学の公立化と薬学部の設置はセットと言われています。その薬学部開設は当初平成29年4月以降という事でしたが、平成30年4月の予定に変更されました。
先延ばしにせざるを得なかった理由は教授の招聘に大きく影響を与えるレベルの高い研究環境にかかる経費の額のようです。
金額については委員会中継を見る限りにおいては答弁にはなかったので分かりませんが、白井市長は「公立大学を持つことによって市民に財政的な負担が増えることがないことが第一の条件と肝に銘じている」そして「収入の範囲内でまかないたい」と答弁しています。
収入とは主に運営交付金と授業料のことですが、答弁からもそれ以上のお金がかかると想像できます。
それが1億なのか2億なのかそれとも10億なのか示されなければ判断がつきかねます。そうなると平成30年の開設も予断を許さなくなります。
■薬学部の場所は?■
場所の第一候補は厚狭駅南部、第二候補は厚狭高校南校舎、第三候補は現在場所だったようです。
しかし、厚狭駅南部は土地購入や地権者の問題があり、厚狭高南校舎は所有者である山口県が県立高校将来構想との兼ね合いから良い返事がもらえなかったようです。
ということで市としては現在の場所に薬学部を増設したいと考えているようです。
現在の場所は薬学部を設置しても十分な敷地があり、また教育環境も悪くはありません。しかし、大学を中心とした街づくりを考えれば、相当な知恵を使う必要がありそうです。
■遅れている認可■
当初は10月末に認可が下りると聞いていましたので、既に認可済みかと思っていたらまだでした。
その理由は市の不手際によって定款の変更が必要になったからです。
市長はこの事に関して「お粗末な訂正」と謝罪をしています。
この定款の変更は市議会12月定例会で迅速に議決される見込みです。
今後の動きに注視が必要のようです。
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