埴生地区複合施設建設暗礁に
埴生のまちづくりの拠点となる施設が埴生公民館、埴生支所などの「埴生地区複合施設」です。
市は平成25年10月から平成27年11月まで埴生地区公共施設再編に係る意見交換会を14回開催し、毎回19名から38名の住民が参加しています。
この意見交換会を受けて3月定例会で市より提案された議案は、複合施設を埴生中学校の近隣に建設するというものです。
しかし議会は、傍聴席からヤジが飛ぶ中、事実上の否決とも言える減額修正案を11対8で可決しました。
この修正は、建設の必要性を十分理解しているとしながら建設場所の決定については意見交換会での意見集約を市民合意をすることに関しての疑問、複合施設を学校に隣接させることへの疑問などが理由とされています。
さらに青年の家付近などを視野に入れて考え直すべきと修正案提案者は説明をしています。
この埴生地区複合施設建設の議案は委員会審議でも本会議の質疑や討論でも「住民合意」の正当性が議論の焦点になっています。
つまり、本会議でも30名前後の参加で行われた意見交換会の結果が埴生地区全体の住民合意と捉えることができるのかという討論が行われています。
住民代表の議会が住民合意の有無を議案の表決の材料にする事自体に違和感を感じますが、議会からすれば市側がそのことを提案理由の一つとしたことに対して反発したと考えられます。
今後は住民福祉向上の観点から論じ、議会主導で結論を導き出す必要があります。
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